【ドライバーに次ぐ進化】調整機能とミスへの強さが◎ キャロウェイ「エリート」ユーティリティ3モデル
エリート ユーティリティシリーズの特徴
このシリーズで特に大きく進化したのはドライバーですが、ユーティリティもドライバーに次ぐ進化を遂げたと言えるでしょう。
その理由は、アジャストメント機能が格段に向上したからです。ユーティリティは、ほぼ確実にグリーンを狙うクラブとして使用されるため、アジャストメント機能は非常に重要な要素となります。今回のエリート シリーズでは、この点が大幅に改善されています。
これにより、これまでよりもさらに細かく調整できるようになり、特にライ角の調整が可能になりました。ライ角は、ボールのつかまりに大きく影響する要素です。ユーティリティは、ロフト角が変わることでつかまり具合が大きく変化しますが、その点を調整できるようになったのは非常に大きなメリットです。
グリーンを狙うクラブでありながら、つかまりが大きいゆえにスイングを調整したり、余計なアジャストが必要になったりして、一気に難易度が上がってしまう状況を、よりナチュラルに振れるように調整できるのは非常に大きいと思います。
従来のミスへの強さをフェース面で維持しながら、アジャストメント機能を高めることで、ゴルファーにとってより扱いやすく、幅広い調整が可能なユーティリティが誕生しました。これほど高いアジャストメント機能を備えたユーティリティは、これまで存在しなかったと言えるでしょう。
※ニューオプティフィット4:従来モデルよりもロフト角とライ角の組み合わせが増えたアジャスタブルホーゼル(スタンダードモデルとXモデルの全番手に搭載)
エリート ユーティリティの特徴
番手構成は、3番、4番、5番の3つのモデルで、ロングアイアンの上をカバーするような構成となっています。
エリート X ユーティリティの特徴
ドローバイアス設計ですが、調整可能なウェイトが搭載されているため、このウェイトを入れ替えることで、さらにボールをつかまえるような仕様に調整することができます。
さらに、ライ角とロフト角を調整することによって、つかまり具合を調整することも可能です。つかまりやすいドローバイアス設計でありながら、ウェイト調整によってある程度の範囲でつかまり具合を調整できるのが特徴です。番手は、3番から7番まで用意されています。
そのため、エリート X ユーティリティは、それらのアイアンの上をカバーするクラブとして、非常に適したラインナップであると言えるでしょう。
エリート MAX FAST ユーティリティの特徴
エリート ユーティリティシリーズ 試打した印象
例えば、スチールシャフトを装着してアイアンのようなユーティリティにしたり、逆にドライバー用のシャフトを装着して「ぶっ飛ばし用」にしたりするなど、さまざまなカスタマイズが可能です。つかまり具合やライ角を調整できるだけでなく、ウェイトの調整やシャフト長の変更も可能になります。これらの点を考慮すると、非常にやり込みがいのあるユーティリティと言えるでしょう。
性能面では、打点ミスに対する強さを実感しました。これはキャロウェイの得意とするところであり、重心が浅いユーティリティヘッドほど、その効果を強く感じられると思います。
ユーティリティは、幅広い領域をカバーできるクラブであるため、やさしさはもちろんのこと、調整機能によってゴルファーそれぞれに最適なユーティリティに仕上げられる点が大きな魅力です。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ