『天皇杯・皇后杯2025年全日本卓球選手権大会（一般・ジュニアの部）』5日目を迎えた1月25日（土）、男子シングルス準々決勝4試合を行い、連覇のかかる張本智和（智和企画・宮城）が田中佑汰（個人・佐賀）をゲームカウント4-0のストレートで退けて準決勝進出を決めた。

前回大会に続く優勝を目指す張本は好調な滑り出しで第1ゲームを奪う。続く第2ゲームは田中の強烈なバックハンド攻めに遭い、早めのタイムアウト。第3ゲームも1点を競り合う展開になったが、バックハンドの質とスピードで負けていない張本は、バック対バックで田中をしのぎ、3ゲームを連取する。第4ゲームも含め、一度も相手に主導権を握らせなかった張本が日曜日の準決勝に進むことになった。

張本は試合後、「特に1球負けている場面とか同点での巻き返しが去年より成長した部分。調子は70、80パーセントぐらい。明日もキープできればきっと2連覇の可能性は高いと思います」と優勝に自信をのぞかせた。

張本とパリ五輪団体戦を戦った篠塚大登（愛知工業大・愛知）は宇田幸矢（協和キリン・東京）との左腕対決に挑み、フルゲームの末にゲームカウント4-3で勝利。他に、17歳の松島輝空（木下グループ・神奈川）、前日の6回戦で第2シードの戸上隼輔（井村屋グループ・東京）を破った谷垣佑真（愛知工業大・愛知）も準決勝に勝ち進んでいる。

大会最終日を迎える26日（日）は男子シングルス準決勝が午前11時、決勝は午後2時に開始される予定だ。

【男子シングルス準々決勝】
張本智和 4-0 田中佑汰
11-5/11-8/11-7/11-3

松島輝空 4-2 曽根翔
3-11/11-7/12-10/11-8/6-11/11-8

篠塚大登 4-3 宇田幸矢
11-5/11-8/11-8/5-11/5-11/9-11/11-9

谷垣佑真 4-1 岡野俊介
11-8/11-8/11-13/11-5/11-4