向かい風がアドバンテージになる! 超低スピンの剛球でブレずに飛ばせる 「ワオ BANG」ドライバー
まずは動画で
低・浅重心化を促してスピン量をセーブする
クラブを水平にしてヘッドを宙に浮かせると、フェースがあまり上を向かないことから、フェース寄りのウェイトが利いた浅重心設計と思われます。ここにウェイトが入ることで、インパクトのエネルギーがボールへダイレクトに伝わることが期待できるし、スピンが抑えられるように。しかも、低スピンの工夫として、フェース面にはフルで細かいミーリングが施されていて、打点部分には「WAOWW」をイメージさせる「W」がデザインされています。作り込みのこだわりや高級感、ブランドの個性を感じずにはいられません。
リアルに実感した「ウルトラ低スピン」
クラブをアドレスすると、投影面積はそれほど大きく感じませんが、ヘッド後方のラウンドの頂点がシャフトから少し遠いところにある、いわゆる洋ナシ型の逃げ顔。海外ブランドのドライバーの形状が思い浮かぶし、球が左に行く感じがありません。
一発目からいい当たり(ミート率1.56)が出て、スピン量が1378回転という、これぞ「ウルトラ低スピン」のデータが出ました。アゲンストに負けないような推進力がある球でランが出るし十分な飛距離ですが、打ち出し角がもう少し高くなるとキャリーが伸びそう。ということでヘッドの性能をより生かせるように、次はアッパー軌道で打ってみましょう。すると、打ち出し角は思いのほか変わりませんでしたが、スピンが少し増えたぶん最高到達点は高くなってキャリーが伸びました。一発目と同じように高いミート率(1.55)で、トータルの飛距離はほぼ変わりません。
打ち出しの高さをいかに稼ぐかがカギ
肝心なことは「ウルトラ低スピン」を生かすために「打ち出し高さ」をいかに確保するか。多くのアマチュアはロフト11度のほうでいいのではと思いますし、さらに"カチャカチャ"でロフトを大きくするのもアリです。今回のシャフト『ROSSO(ロッソ)』のように、わりと先がしなるタイプで打ち出し角を確保したり。とはいえ『BANG』のヘッドは先調子系じゃなきゃいけないということではなく、その人の好みに合っていたりタイミングよく振りやすいシャフトで打ち出しの高さが作れれば、それが適正と言えます。
フェース側の重りが力強い打感と飛びに
と同時に、インパクトの力強い"ひと押し"が出だしの方向を定めてくれて、打球の方向性がいいし、曲がり幅がかなり少ないと思います。しかも『BANG』のストロングポイントである「ウルトラ低スピン」は、飛ぶ要素だけでなく、左右に曲がる原因となるサイドスピンも抑えてくれる。ティショットにおいて、直進性の高さやラインの出しやすさを感じながら、飛距離を伸ばせるでしょう。
インパクトの手ごたえといい、超低スピンの弾道といい、まさに「バン!」と当たって「ワオ!」と飛ぶドライバー。ゴルファーにとって強力な武器になるに違いありません。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ