【HS40〜45m/sのゴルファーに◎】人気アマが厳選!やさしく飛ばせるマークダウンドライバー5選

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2025年も早々に新商品の発表が続いていますが、物価高や円安の影響で、なかなか新商品に手を出しづらい方も多いのではないでしょうか。

そんなときこそ、ついこの前まで現行モデルだったクラブのマークダウンに注目してみましょう。いわゆる旧モデルになりますが、当然性能が悪いわけではなく、飛距離や使いやすさで定評のあったクラブも数多く存在します。今回はその中でも、オレンジマンがやさしく飛ばせるモデルに注目し、紹介していきます。

ヘッドスピード40〜45m/sのゴルファーにおすすめしたい5本

今回紹介するのは、飛距離ランキングではありません。飛距離だけでみると取り上げられないクラブでも、実はその他の点で優れたポイントが多いクラブもあるのです。注目したいのは、やさしさや安定感。そして飛距離も出していけるクラブをご紹介しましょう。

この5選をおすすめしたいゴルファーは、ヘッドスピード40〜45m/sまでのゴルファーです。実際にアマチュアゴルファーに一番多いヘッドスピード帯なので、多くの方に合うクラブになっていると思いますよ。

※なお、試打クラブは全て純正シャフトのSフレックスで試打しています。

やさしく飛ばせるドライバー5選

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テーラーメイド「Qi10 MAX ドライバー」

「Qi10 MAX」の特徴は、再現性の高さです。大きなミスヒットでない限り、同じような打球が打てます。仮にミスヒットをしても、弾道の高さに違いはあるものの、一貫性のある弾道で寛容性の高さも備えています。

当然ですが、極端なトゥヒットやヒールヒットをすれば、それなりにミスショットにはなります。過度な期待はしない方が良いですが、それはどのクラブにも共通することです。あくまでも、少し芯から外れたぐらいでは大きなミスショットにならないのが特徴です。

さらに、やさしいクラブには珍しく、スピン量がそれほど多くありません。2500rpm前後にまとまっており、理想的な数値といえます。弾道高さもしっかり出るので、低スピンの高弾道ドローが打ちやすく、飛距離を出す要素が詰まっています。

やさしいコンセプトのクラブではありますが、ヘッドスピードが速い方でも、ロフトとシャフト選びを間違えなければ十分使えるクラブです。その際は、カスタムやリシャフトをメインに考えた方が良さそうですね。

めちゃくちゃ飛ぶクラブとは言えませんが、それ以上に安定感を求める方へおすすめしたい一本です。

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キャロウェイ「パラダイム Ai スモーク MAX FAST ドライバー」

「パラダイムAiスモーク MAX FAST」の特徴は、クラブ重量が275gという軽量モデルになっていることです。クラブバランスはD1で、重く感じることもなく、とても振り抜きやすいです。

実際に打ってみると、捕まりの良さと球の上がりやすさが際立っています。いかにも捕まり顔をしていて、何も考えずに打てば捕まってくれるので、自分で無理に捕まえにいく必要がなく、とても楽に感じました。

メインターゲット層は、ヘッドスピード40m/s前後でしょう。ヘッドスピードの速い女性にも良いかもしれません。ただ、それ以上のヘッドスピードが出る方は、シャフトどうこうではなく、このクラブを使うメリットはあまり感じられないでしょう。あくまでも、非力な方や、簡単でクラブ任せに打っていきたい方向けのクラブだと感じました。

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キャロウェイ「パラダイム Ai スモーク MAX D ドライバー」

「パラダイム Ai スモーク MAX D」の特徴は、スタンダードながらも捕まりが良いところです。軽量モデルが合わない方や、スタンダードモデルの弾道や数値は気に入っているけど、唯一捕まらないと感じている方にぴったりです。

どのメーカーにもスタンダードモデルといわれるモデルがあり、パラダイム Ai スモークシリーズの場合は「パラダイム Ai スモーク MAX 」がそれにあたります。シリーズからは4種類のヘッドが発売されていますが、スタンダードな「パラダイム Ai スモーク MAX」が案外、安定感がなく難しい印象でした。そのため、捕まりのいい「パラダイム Ai スモーク MAX D」がスタンダードモデルといってもおかしくないクラブです。

捕まりがよく、初速性能も高く、飛距離を出しやすいクラブなので、ヘッドスピード45m/s前後の方で捕まりを求める方におすすめです。

ヘッドスピード45m/s前後としたのは、それ以下だとスピン量が足らなくなる可能性があるからです。ヘッドスピードが満たない方は「パラダイム Ai スモーク MAX FAST」の方が合うでしょう。

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PING「G430 SFT ドライバー」

「G430 SFT」の特徴は、とにかくよく捕まることです。ここまで捕まりがいいと、スライサーの方にとって大きな武器になるでしょう。

ヘッドサイズもかなり大きく見え、フェースアングルもクローズなので、打つ前から捕まりが良いのが分かります。

弾道は高弾道ですが、ドローやフック回転になりやすいので、バックスピン量はそれほど多くありません。ある程度のヘッドスピードはあった方が良いでしょう。42〜45m/sぐらいの方が使いやすそうです。

これは「飛ぶクラブ!」とまではいきませんが、安定して捕まってくれるので、スライスで悩む方は結果的に飛距離が伸びるでしょう。投影面積が大きく視覚的な安心感も感じます。捕まって球も上がりやすいので、ドライバーに苦手意識のある方はぜひ一度試してもらいたい一本です。

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ヤマハ「RMX VD/X ドライバー」

「RMX VD/X」の特徴は、とにかく簡単なクラブであることです。ドライバーが苦手な方は、スライスや球が上がらないなどの理由が多いと思いますが、「RMX VD/X」はその悩みを打ち消してくれます。さらに、打点ズレによる弾道への影響も少なく、安定感もありました。

それでいて、よくある初心者向けのクラブのような軽量感や、フックフェースなどの特徴は極めて少ないです。中・上級者の方でもヘッドスピードが遅いからといって、初心者向けのクラブは使いませんよね。そんなゴルファーにおすすめしたい一本です。

捕まりはいいですが、決して捕まりすぎて左が気になるというほどでもなく、球も上がりやすいのでクラブ任せに打っていけます。見た目から捕まりそうで、左が気になってしまう方にも特におすすめです。

まとめ

今回紹介した5本は、どれもやさしいクラブがコンセプトですが、それぞれに明確な違いがあります。一言でやさしいクラブと言っても、実際は合わないこともあるので、ご自身のウィークポイントを補えるクラブなのか、しっかり吟味する必要があります。

ある意味、やさしさと飛距離の両立は最も難しいところですが、今お使いのクラブが少し難しく感じている方や、少しオーバースペックをお使いの方は、ぜひ参考にしてみてください。

新作が発表され始めた今、型落ちモデルは狙い目かもしれません。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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