プロスペクトランキング(25年春)
【プロスペクトランキング(25年春)】
【これはnoteに投稿されたスニフキンさんによる記事です。】
選定基準
選定基準は、前回と同様に”キャリアを通じてどれだけ多くの勝利に貢献できるか”とする。換言すると、”どれだけ多くのWARを稼げる可能性があるか”である。
投手評価は、リリーフよりイニングを稼げるスターターの方が高くなり、野手評価は、コーナーの選手よりセンターラインの選手の方が高くなる。
また、参考とするのは「一軍/二軍のスタッツ」と「選手自身の身体的スペック(身長、体重、球速、故障の頻度、年齢など)」であり、濃淡を付けるならば「直近のスタッツ>身体的スペック」というイメージ。
さらに、投手のパフォーマンスと球速には強い相関があるため、球速は重要な物差しとしている。
投手評価は、リリーフよりイニングを稼げるスターターの方が高くなり、野手評価は、コーナーの選手よりセンターラインの選手の方が高くなる。
また、参考とするのは「一軍/二軍のスタッツ」と「選手自身の身体的スペック(身長、体重、球速、故障の頻度、年齢など)」であり、濃淡を付けるならば「直近のスタッツ>身体的スペック」というイメージ。
さらに、投手のパフォーマンスと球速には強い相関があるため、球速は重要な物差しとしている。
対象となる選手
対象となる選手 【スニフキン】
引用及び参照元
※リンク先は外部サイトの場合があります
1位 柳川大晟(RHP)
<選手紹介>
1位は柳川大晟。達孝太や福島蓮と同期の21年育成ドラフト3位で、現在21歳の長身剛腕投手。九州国際大付属では三年時に右肘の手術を経験。1年目は出遅れるものの順調にステップアップしており、今では福島蓮と出世頭に。
<24年シーズンの振り返り>
24年は5/10に支配下登録され、8/7にプロ初セーブをマーク。不調の田中正義に代わり、一時はクローザーを務めた。最終的にシーズントータル(ファームを含む)で58回を消化し、終盤は疲れが見えたものの大きく飛躍した一年となった。
一軍ではBB%16.1%とコントロールに課題は残ったが、MAX157㌔のフォーシームと140㌔前後のフォークで22回20Kと支配的な投球を披露。
ファームでも36回ながら非常に優秀なスタッツをマークしており(Whiff%1位/K%9位/xFIP5位 ※30投球回以上)、空振り奪取力と制球力を兼ね備える。また、平均球速は年々上がり続け、遂に150㌔に到達。日本人投手では山下舜平大(オリックス)や清宮虎多朗(25年よりファイターズ)に次ぐ4位であった。
<今後の展望>
25年は再度先発転向の予定。前述の通り、21歳ながら既に優秀なスタッツをマークしており、高い確度でローテーション投手へ成長するだろう。
また、191cmというビッグフレームはアップサイドを残しており、スケールの大きさはまさにMLB級。育成指名という入団背景やポテンシャルの大きさ故に素材型と勘違いされがちであるが、原石というフェーズはとうに過ぎており、シーリング/フロア共に最高級の逸材であるため、ランキング1位とした。ファイターズに限定せず、球界全体で見てもトップクラスのプロスペクトだ。
1位は柳川大晟。達孝太や福島蓮と同期の21年育成ドラフト3位で、現在21歳の長身剛腕投手。九州国際大付属では三年時に右肘の手術を経験。1年目は出遅れるものの順調にステップアップしており、今では福島蓮と出世頭に。
<24年シーズンの振り返り>
24年は5/10に支配下登録され、8/7にプロ初セーブをマーク。不調の田中正義に代わり、一時はクローザーを務めた。最終的にシーズントータル(ファームを含む)で58回を消化し、終盤は疲れが見えたものの大きく飛躍した一年となった。
一軍ではBB%16.1%とコントロールに課題は残ったが、MAX157㌔のフォーシームと140㌔前後のフォークで22回20Kと支配的な投球を披露。
ファームでも36回ながら非常に優秀なスタッツをマークしており(Whiff%1位/K%9位/xFIP5位 ※30投球回以上)、空振り奪取力と制球力を兼ね備える。また、平均球速は年々上がり続け、遂に150㌔に到達。日本人投手では山下舜平大(オリックス)や清宮虎多朗(25年よりファイターズ)に次ぐ4位であった。
<今後の展望>
25年は再度先発転向の予定。前述の通り、21歳ながら既に優秀なスタッツをマークしており、高い確度でローテーション投手へ成長するだろう。
また、191cmというビッグフレームはアップサイドを残しており、スケールの大きさはまさにMLB級。育成指名という入団背景やポテンシャルの大きさ故に素材型と勘違いされがちであるが、原石というフェーズはとうに過ぎており、シーリング/フロア共に最高級の逸材であるため、ランキング1位とした。ファイターズに限定せず、球界全体で見てもトップクラスのプロスペクトだ。
2位 松浦慶斗(LHP)
<選手紹介>
2位は松浦慶斗。達孝太や福島蓮、柳川大晟らと同期の21年ドラフト7位で、現在21歳の大柄な剛腕投手。大阪桐蔭では二年秋よりエースナンバーを背負っており、一時はドラフト1位候補として名前が挙がった逸材であった。
<24年シーズンの振り返り>
22-23年は故障の影響で満足に投げることができなかったが、24年はファームで39回を消化し、大きく飛躍。威力抜群のフォーシームは最速155㌔/平均149㌔まで向上し、ファームのサウスポーでは羽田慎之介(ライオンズ)に次ぐ水準。フォーシームのPitch Valueはファーム全体8位であり、質も伴ったハイクオリティなボールとなった。
また、その他のスタッツもハイレベルで(K%4位/K-BB%6位/xFIP7位)、柳川と同様に空振り奪取力と制球力を兼備。登板ごとのムラなど課題はあるものの、ファームレベルでは打者を圧倒した。
<今後の展望>
来季は柳川と同様に、スターターへチャレンジとの報道(https://www.nikkansports.com/baseball/news/202412140001093.html)。イニングを重ねても出力は落ちないが、変化球の質に課題が残るため(Pitch Valueはスライダー以外マイナス)、スターターとして大成するためにはサードピッチの整備が急務。一軍ではフォーシームの割合が極端に増加しており(+23.1%)、ピッチセレクトが狭まってしまった。オフのインタビューで本人が宣言した通り、チェンジアップ系のブラッシュアップがカギとなるか。
耐久面に不安は残るものの、既にNPBのサウスポーでは最高級のパワーに加え、21歳という年齢や186cmというエース級のスペックを考慮し、ランキングでは2位とした。
2位は松浦慶斗。達孝太や福島蓮、柳川大晟らと同期の21年ドラフト7位で、現在21歳の大柄な剛腕投手。大阪桐蔭では二年秋よりエースナンバーを背負っており、一時はドラフト1位候補として名前が挙がった逸材であった。
<24年シーズンの振り返り>
22-23年は故障の影響で満足に投げることができなかったが、24年はファームで39回を消化し、大きく飛躍。威力抜群のフォーシームは最速155㌔/平均149㌔まで向上し、ファームのサウスポーでは羽田慎之介(ライオンズ)に次ぐ水準。フォーシームのPitch Valueはファーム全体8位であり、質も伴ったハイクオリティなボールとなった。
また、その他のスタッツもハイレベルで(K%4位/K-BB%6位/xFIP7位)、柳川と同様に空振り奪取力と制球力を兼備。登板ごとのムラなど課題はあるものの、ファームレベルでは打者を圧倒した。
<今後の展望>
来季は柳川と同様に、スターターへチャレンジとの報道(https://www.nikkansports.com/baseball/news/202412140001093.html)。イニングを重ねても出力は落ちないが、変化球の質に課題が残るため(Pitch Valueはスライダー以外マイナス)、スターターとして大成するためにはサードピッチの整備が急務。一軍ではフォーシームの割合が極端に増加しており(+23.1%)、ピッチセレクトが狭まってしまった。オフのインタビューで本人が宣言した通り、チェンジアップ系のブラッシュアップがカギとなるか。
耐久面に不安は残るものの、既にNPBのサウスポーでは最高級のパワーに加え、21歳という年齢や186cmというエース級のスペックを考慮し、ランキングでは2位とした。
3位 福島蓮(RHP)
<選手紹介>
3位は福島蓮。柳川大晟、松浦慶斗らと同期の21年育成ドラフト1位で、現在21歳のソリッドな投手。入団時は非常に線が細く時間がかかると思われていたが、メキメキと力をつけ、同期の中では最も順調にステップアップしている。
<24年シーズンの振り返り>
24年は3/14に支配下登録され、高卒3年目にしてファームを卒業。ファイターズの育成選手としては史上初の一軍の先発投手を経験するなど、ブレイクを果たした。
一軍では12先発し、61回で防御率3.54をマーク。22-23年は、大きくなる身体に身体操作が追いつかない印象でコマンドに課題を残していたが、BB%はキャリアハイの6.8%まで向上。一軍のスターターに相応しい水準まで引き上げることができた。
一方で、強みであった奪三振能力の低下が著しく、一軍でのK%は14.1%。ファームでのスタッツも23年よりダウンした。恐らく原因は落ちるボールで、23年持ち球で最も高いPitch Valueをマークしたフォークが、24年は大幅にマイナスとなり、投球割合も7.2%減少した。空振りを奪うよりも四死球で自滅しないよう、ゾーンに集めることを重視した可能性が高いが、今後スターターとして大成するために奪三振能力は必須。フォーシームという軸となるボールがあるだけに(スターターながら平均147.6㌔/PVプラス)、空振りを奪えるマネーピッチを確立したい。
<今後の展望>
25年は一軍のローテーション候補として開幕する見込み。プロスペクトだらけの同期の中でもトップランナーであり、ほぼ間違いなく二桁勝利をマークするような投手となるだろう。
また、体重は入団から10kg以上増加したものの、いまだに細身であり、柳川大晟や松浦慶斗よりアップサイドが残っている可能性もある。現在の成長曲線のまま、ファイターズのエースに成長してほしい。
3位は福島蓮。柳川大晟、松浦慶斗らと同期の21年育成ドラフト1位で、現在21歳のソリッドな投手。入団時は非常に線が細く時間がかかると思われていたが、メキメキと力をつけ、同期の中では最も順調にステップアップしている。
<24年シーズンの振り返り>
24年は3/14に支配下登録され、高卒3年目にしてファームを卒業。ファイターズの育成選手としては史上初の一軍の先発投手を経験するなど、ブレイクを果たした。
一軍では12先発し、61回で防御率3.54をマーク。22-23年は、大きくなる身体に身体操作が追いつかない印象でコマンドに課題を残していたが、BB%はキャリアハイの6.8%まで向上。一軍のスターターに相応しい水準まで引き上げることができた。
一方で、強みであった奪三振能力の低下が著しく、一軍でのK%は14.1%。ファームでのスタッツも23年よりダウンした。恐らく原因は落ちるボールで、23年持ち球で最も高いPitch Valueをマークしたフォークが、24年は大幅にマイナスとなり、投球割合も7.2%減少した。空振りを奪うよりも四死球で自滅しないよう、ゾーンに集めることを重視した可能性が高いが、今後スターターとして大成するために奪三振能力は必須。フォーシームという軸となるボールがあるだけに(スターターながら平均147.6㌔/PVプラス)、空振りを奪えるマネーピッチを確立したい。
<今後の展望>
25年は一軍のローテーション候補として開幕する見込み。プロスペクトだらけの同期の中でもトップランナーであり、ほぼ間違いなく二桁勝利をマークするような投手となるだろう。
また、体重は入団から10kg以上増加したものの、いまだに細身であり、柳川大晟や松浦慶斗よりアップサイドが残っている可能性もある。現在の成長曲線のまま、ファイターズのエースに成長してほしい。
4位 細川凌平(SS/2B)
<選手紹介>
4位は細川凌平。名門智弁和歌山から20年ドラフト4位で入団し、才能の片鱗を見せつつある22歳俊足巧打の内野手。走攻守揃ったオールラウンダーなポテンシャルを秘める。
<24年シーズン振り返り>
1年目から一軍出場を果たし、24年は51試合に出場。アプローチは年々改善傾向にあるものの、オフェンス面では大きなインパクトを残せず。プロスペクトながらベンチ漬けの期間もあり、起用法に振り回された印象のあるシーズンであった。
一方で、ファームでは着実にステップアップしており、38試合ながら球界最上級のスタッツをマーク。主要打撃部門では1B/3B/OFを守るスラッガーがひしめき合うなか、wOBAが.436(全体5位)、wRC+が190(全体7位)と、2B/SSが主戦場の22歳がひとり気を吐いた。※100打席以上
ディフェンス面も進歩しており、大幅なマイナスを叩き出していたSSのUZR1000は-0.1まで向上。プラスディフェンダー候補となるOFオプションも残しているが、最も大きなリターンを得るためにも2B/SSに留まってほしい。
<今後の展望>
25年こそは一軍で爪痕を残し、レギュラーに定着したい。SSには同年代の水野達稀がいるため、出場機会を得るには2B/CF/UTか。及第点の守備力でセンターラインを守りつつ、打撃でプラスを生み出すオフェンシブプレイヤーとなる可能性が高いため、一軍で大きなマイナスを叩き出した速球対応の改善が必要。
MLB級のポテンシャルを秘める柳川大晟、松浦慶斗には及ばないものの、22歳という年齢、ファームのずば抜けた打撃スタッツ、センターラインという住所を考慮し、ランキングでは4位とした。逸話に事欠かない優れたマインドセットも兼ね備えており、将来はファイターズのコアとして息の長い選手になってほしい。
4位は細川凌平。名門智弁和歌山から20年ドラフト4位で入団し、才能の片鱗を見せつつある22歳俊足巧打の内野手。走攻守揃ったオールラウンダーなポテンシャルを秘める。
<24年シーズン振り返り>
1年目から一軍出場を果たし、24年は51試合に出場。アプローチは年々改善傾向にあるものの、オフェンス面では大きなインパクトを残せず。プロスペクトながらベンチ漬けの期間もあり、起用法に振り回された印象のあるシーズンであった。
一方で、ファームでは着実にステップアップしており、38試合ながら球界最上級のスタッツをマーク。主要打撃部門では1B/3B/OFを守るスラッガーがひしめき合うなか、wOBAが.436(全体5位)、wRC+が190(全体7位)と、2B/SSが主戦場の22歳がひとり気を吐いた。※100打席以上
ディフェンス面も進歩しており、大幅なマイナスを叩き出していたSSのUZR1000は-0.1まで向上。プラスディフェンダー候補となるOFオプションも残しているが、最も大きなリターンを得るためにも2B/SSに留まってほしい。
<今後の展望>
25年こそは一軍で爪痕を残し、レギュラーに定着したい。SSには同年代の水野達稀がいるため、出場機会を得るには2B/CF/UTか。及第点の守備力でセンターラインを守りつつ、打撃でプラスを生み出すオフェンシブプレイヤーとなる可能性が高いため、一軍で大きなマイナスを叩き出した速球対応の改善が必要。
MLB級のポテンシャルを秘める柳川大晟、松浦慶斗には及ばないものの、22歳という年齢、ファームのずば抜けた打撃スタッツ、センターラインという住所を考慮し、ランキングでは4位とした。逸話に事欠かない優れたマインドセットも兼ね備えており、将来はファイターズのコアとして息の長い選手になってほしい。
5位 細野晴希(LHP)
<選手紹介>
5位は細野晴希。23年ドラフト1位で入団した剛腕で、学生時代にはアマチュア球界の左腕最速を更新する158㌔をマークした。ゆったりとした美しいフォームから威力のあるボールを投げ込み、奪三振を量産する。
<24年シーズン振り返り>
1年目である24年は左肩の違和感もあり、スロー調整でスタート。6/18に一軍初先発を果たし、4回6奪三振と上々のピッチングを披露したが、7月中旬に故障しシーズンエンド。
ファームでは28回ながら防御率1.27。出遅れたこともあり、どこか探りながら投げている印象で、K%は18.7%と奪三振マシンぶりは鳴りを潜めた。また、コマンドに苦しむ場面も見られ、BB%は9.3%。ただ、本質的な制球難の投手ではないので、何かのキッカケで大きく変わるのではないだろうか。
大学時代と同様に打球管理能力は非常に優秀で、ファームでの被本塁打は0本。決してGB%が高いわけではないが、Pull%やHard%は高水準であり、ハードコンタクトさせないボールの威力があった。出力面も本人比では低調ながら、先発左腕ではNPB屈指の平均147.9㌔をマーク。Pitch Valueで大きなプラスを叩き出したスライダーやカッターと共に、投球の軸となっている。
<今後の展望>
すでにフェニックスリーグで復帰を果たしており(https://www.doshinsports.com/article_detail/id=17870)、現在は開幕に向けて調整中。25年はファームで調整しつつ、一軍でスポット登板という流れになるだろうが、コンディション次第では一軍キャンプで開幕ローテーション争いもあり得る。
160㌔到達も時間の問題であり、ポテンシャルはエース級。剛腕サウスポーとしてのロールモデルは菊池雄星(エンゼルス)か。好奇心旺盛かつ研究熱心で、同僚の達孝太から良い刺激を受けているようなので、切磋琢磨して球団を代表するような投手となってほしい。
5位は細野晴希。23年ドラフト1位で入団した剛腕で、学生時代にはアマチュア球界の左腕最速を更新する158㌔をマークした。ゆったりとした美しいフォームから威力のあるボールを投げ込み、奪三振を量産する。
<24年シーズン振り返り>
1年目である24年は左肩の違和感もあり、スロー調整でスタート。6/18に一軍初先発を果たし、4回6奪三振と上々のピッチングを披露したが、7月中旬に故障しシーズンエンド。
ファームでは28回ながら防御率1.27。出遅れたこともあり、どこか探りながら投げている印象で、K%は18.7%と奪三振マシンぶりは鳴りを潜めた。また、コマンドに苦しむ場面も見られ、BB%は9.3%。ただ、本質的な制球難の投手ではないので、何かのキッカケで大きく変わるのではないだろうか。
大学時代と同様に打球管理能力は非常に優秀で、ファームでの被本塁打は0本。決してGB%が高いわけではないが、Pull%やHard%は高水準であり、ハードコンタクトさせないボールの威力があった。出力面も本人比では低調ながら、先発左腕ではNPB屈指の平均147.9㌔をマーク。Pitch Valueで大きなプラスを叩き出したスライダーやカッターと共に、投球の軸となっている。
<今後の展望>
すでにフェニックスリーグで復帰を果たしており(https://www.doshinsports.com/article_detail/id=17870)、現在は開幕に向けて調整中。25年はファームで調整しつつ、一軍でスポット登板という流れになるだろうが、コンディション次第では一軍キャンプで開幕ローテーション争いもあり得る。
160㌔到達も時間の問題であり、ポテンシャルはエース級。剛腕サウスポーとしてのロールモデルは菊池雄星(エンゼルス)か。好奇心旺盛かつ研究熱心で、同僚の達孝太から良い刺激を受けているようなので、切磋琢磨して球団を代表するような投手となってほしい。
そのほかの選手
今回は対象を5位までとしたが、投手ではキャリハイをマークした達孝太や畔柳亨丞を選出するか悩んだ。
達孝太は24年に初勝利を挙げた長身右腕。一軍登板時の平均球速は147.8㌔と、出力は一軍水準まで向上。オフには自費で300万円以上かけてドライブラインまで武者修行に行っており、今季の覚醒に期待。
畔柳亨丞は24年に大きく飛躍し、一軍の舞台も経験。ファームでは自己最多を大幅に更新する57回を投げxFIP3.47。フォーシームは平均147.8㌔、今季から投球割合を増やしたスライダーやチェンジアップが威力を発揮し、投球のクオリティが数段向上した。
野手では23年ドラフト2位で入団した進藤勇也を選出するか悩んだ。プロとして毎日試合に出場する中で調整法に苦しみ(https://hochi.news/articles/20241127-OHT1T51031.html?page=1)、終盤打撃の調子を落としたものの、捕手という負担の大きなポジションを守りながらwRC+は92。守備でも随所に光るプレーがあり、将来的なコアプレイヤーになり得る素養を見せた。
また、他にも24年ドラフトで二刀流の柴田獅子(ドラフト1位)や198cmサウスポーの藤田琉生(ドラフト2位)などを加え、ファームシステムはここ数年で最も充実。25年は誰がブレイクを果たすのか、今から楽しみだ。
達孝太は24年に初勝利を挙げた長身右腕。一軍登板時の平均球速は147.8㌔と、出力は一軍水準まで向上。オフには自費で300万円以上かけてドライブラインまで武者修行に行っており、今季の覚醒に期待。
畔柳亨丞は24年に大きく飛躍し、一軍の舞台も経験。ファームでは自己最多を大幅に更新する57回を投げxFIP3.47。フォーシームは平均147.8㌔、今季から投球割合を増やしたスライダーやチェンジアップが威力を発揮し、投球のクオリティが数段向上した。
野手では23年ドラフト2位で入団した進藤勇也を選出するか悩んだ。プロとして毎日試合に出場する中で調整法に苦しみ(https://hochi.news/articles/20241127-OHT1T51031.html?page=1)、終盤打撃の調子を落としたものの、捕手という負担の大きなポジションを守りながらwRC+は92。守備でも随所に光るプレーがあり、将来的なコアプレイヤーになり得る素養を見せた。
また、他にも24年ドラフトで二刀流の柴田獅子(ドラフト1位)や198cmサウスポーの藤田琉生(ドラフト2位)などを加え、ファームシステムはここ数年で最も充実。25年は誰がブレイクを果たすのか、今から楽しみだ。
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