なぜ太ももは鍛えるべきなのか?太ももの筋肉が弱いと、こんなデメリットも

MELOS -メロス-
太ももの筋肉「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」は、太ももの表側に付着している筋肉。人体の中でもっとも大きい筋肉であり、大きい力を発揮できる筋肉です。

この大腿四頭筋、鍛えることで、どのような効果があるのでしょうか。日本トレーニング指導者協会(JATI-ATI)認定トレーナー・和田拓巳さんが解説していきます。

【MELOS】

メリット1 基礎代謝量をアップさせる

大腿四頭筋は、人体の中でも大きいため、エネルギーを多く消費します。そのため、筋トレで大腿四頭筋を肥大させ、筋肉量を増やすことで、基礎代謝量の向上が期待できます。

基礎代謝量は加齢や運動不足などで筋肉量が減少することで低下します。すると、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、体内に脂肪が蓄積しやすくなります。

メリット2 姿勢をよくする

大腿四頭筋は、立ったり座ったりする姿勢を常に保つために、常に力を発揮している筋肉です。そのため、衰えると姿勢が悪くなってしまう原因の一つになります。

メリット3 日常動作が楽になる

大腿四頭筋は、歩く・走るはもちろん、立ち上がる、階段を昇降するなど、日常生活でのほとんどの動作に関与しています。

大腿四頭筋を鍛えておけば、動作が楽になるだけでなく、疲れにくくなります。

大腿四頭筋が衰えると……
日頃からよく使う大腿四頭筋が衰えることで、日常動作にも悪影響を与えます。

体の動きにくさや、先述の関節痛などの影響から動きたくなくなり、さらに筋力が低下するという悪循環に陥る場合もあります。

大腿四頭筋が弱いと、こんなデメリットも

腿四頭筋の筋力が低下することで、先述のメリットが得られないほか、膝への負担が増え、関節痛などを引き起こすリスクが高まります。

関節は消耗品のようなもの。痛みが出てから対処するのでは、治るまでに時間がかかってしまいます。

逆に日ごろからトレーニングを行い、筋力を高めていれば、膝を保護し、健康な体を維持できるのです。
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