大阪体育大学体操競技部女子2024回顧 充実4年生軸に関西・西日本学生V インカレも6位入賞

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 大阪体育大学体操競技部女子は2024年、団体総合では関西学生選手権で2年ぶり、西日本学生選手権は12年ぶりに優勝。全日本インカレは昨年から順位を1つ上げて6位入賞。田原宏晃監督は「部にとっては昨年より好成績で、いい年になった。特に西日本で男女同時優勝を果たせたのは快挙だったと思う」と手応えをつかんでいる。

【大阪体育大学】

加畑友里 【大阪体育大学】

 今季の好調の要因は、4年生が中心となったチームワークだ。全日本インカレでは、エースの北田絢女選手(香ヶ丘リベルテ高校)を始め力のある4年生が引っ張った。1年生の時アキレス腱を断裂した北川莉奈選手(四天王寺高校)が本格復帰。全日本インカレでは、大野帆加選手(姫路商業高校)を含めた3人が団体、個人では隈元姫楽選手(仙台大学附属明成高校)、北ひなた選手(奈良大学附属高校)が出場。4年生5人全員が全日本インカレに出場した。

横江恵 【大阪体育大学】

 全日本インカレでポイントになったのは第1種目の跳馬だ。大野選手が試合で初めて挑んだ伸身ユルチェンコとび1回ひねりを決めて勢いをつけた。4種目を6人で演じた合計24演技で大きなミスがあったのは2演技だけ。部の持ち味であるミスの少ない体操を達成した。
 4年生と同時に1年生の活躍も目立った。関西学生では梅永恋羽選手(栗東高校)、西日本学生では山本夏菜選手(四天王寺高校)が団体メンバーに入り団体優勝に貢献した。

蔦愛美 【大阪体育大学】

 力のある4年生が引退し、来季に向けて3年生に期待がかかるが、3年の加畑友里選手(和歌山北高校)は11月の全日本種目別選手権の跳馬に出場した。体線の美しい演技が持ち味。主将としても部員の意見をよく聞いてまとめ、部員に慕われる存在だ。加畑は「全日本種目別はわくわくして楽しめた。主将として責任感を持って、自分が点数を取る立場になりたい」と話す。

南涼華 【大阪体育大学】

 全日本インカレ団体メンバーの横江恵選手(草津東高校)、南涼華選手(和歌山北高校)ら3年生に、2年生、地力のある1年生が冬場にどこまで成長できるか。田原監督は「実績ある4年生が抜け、来季はポイントになる年。4年生の勝負強さ、いい意味での演技に対するがめつさを出してほしい」と期待している。
【広報室】
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