「豆乳」、男性が飲んでもデメリットはない?栄養士に聞いた【豆乳Q&A】

MELOS -メロス-
豆乳には健康に良い栄養素がたっぷり入っていて、コンビニやスーパーで扱われている商品も多種多様。

豆乳にどのようなメリットがあるのか、料理家でスポーツ栄養士でもある玉利紗綾香先生に、豆乳について気になるアレコレを聞いてみました。

【MELOS】

—— 牛乳と豆乳の飲み分けのポイントはありますか?

牛乳も豆乳もたんぱく質を多く含む飲み物です。牛乳からは動物性たんぱく質、豆乳からは植物性たんぱく質が摂取できます。牛乳にも豆乳にもアレルゲンがあるので、まずはアレルギーがないか確認してから飲むようにしましょう。

カルシウムが豊富なのは豆乳よりも牛乳です。筋トレやトレーニングするうえで大切な栄養素なので、筋トレやトレーニングに力を入れたい人は豆乳よりも牛乳の方がおすすめかもしれませんね。

豆乳は、牛乳より低エネルギー、低糖質でコレステロールを含まず、不足しがちな鉄分が豊富です。ダイエット中の方には強い味方になるのではないでしょうか。目的によって使い分けることがポイントですね。

—— 筋トレをしている人も豆乳を飲んでいいのでしょうか?

豆乳に含まれる「ペプチド」が脂質代謝を向上させ、脂質から変換されたエネルギーが筋肉の疲労回復を早くするという効果があります。

また、運動直後に大豆ペプチドを摂取することで、血液中の成長ホルモン濃度が上昇し、筋肉を作る効果がより高まります。

豆乳を飲むことで植物性たんぱく質を摂ることができますが、骨や筋肉、血液を作るカルシウムの量は牛乳にかないません。牛乳も飲みながら、適度に豆乳を飲むことをおすすめします。

—— 男性が飲むとホルモンバランスが崩れるというのは本当ですか?

主な原因は抜け毛に作用するとも言われているイソフラボンです。

レシチンという成分が血流を良くすることで頭皮に栄養を届きやすくし、抜け毛の予防になる効果がある反面、イソフラボンの大量摂取により、カラダが女性化してしまったケースや、精子数が減少してしまうケースも報告されています。

何事にも、適量が大切です。大量に摂取すると何かしら問題が出てしまうので注意しましょう。

—— 豆乳の1日の適性摂取量はどのくらい? 飲みすぎるとどうなりますか?

1日の摂取目安は、200mlパックを1〜2本です。

別途、サプリメント(プロテイン)を飲んでいる場合は、過剰にたんぱく質を摂取してしまう可能性があるので、サプリメントまたは豆乳の量を調整しましょう。

たんぱく質の過剰摂取で病気になるという研究はありませんが、内臓疲労、体重増加などは考えられます。摂取量には気をつけましょう。
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