心身の疲れをケアしたいときは「鶏肉」、その理由とは

MELOS -メロス-
季節の変わり目で気温のアップダウンが激しい時期。疲労感やだるさ、頭痛、肩こり、不眠のほか、風邪など、体の不調を感じている方も多いのでは。

栄養管理士の川端理香先生によれば、心身の疲れをケアしたいときは鶏肉がおすすめだそう。その理由とは。

【MELOS】

鶏肉に多く含むイミダペプチドは、ストレスによって発生した活性酸素による酸化ストレスを軽くする抗酸化作用を含んでいるそう。

たんぱく質の働きを助けるビタミンB6を豊富に含んでいる点も特徴です。

「疲労回復の救世主」イミダゾールペプチドとは?

稲毛病院・健康支援科部長の佐藤務先生によると、イミダゾールペプチドについて次のように説明します。

「人間の体は恒常性を保つために、一定の体温になるように自律神経が調整しています。身体と脳の両方の疲労回復のカギは、抗酸化物質が含まれた食品を積極的に摂ることです。

その中でも特に注目されているのが、イミダゾールペプチドです。

「イミダゾールペプチドは、心身両方の疲労ケアに優れたパワーがある成分です。渡り鳥や回遊魚など何万キロを休まず移動する動物の羽の付け根や、マグロやカツオなどの尾びれの部分に多く存在します」


佐藤先生によれば、イミダゾールペプチドには以下のような効果があるといいます。

1. 脳の疲労回復
2. 筋肉の疲労回復
3. 抗酸化作用

「人間の脳や筋肉にも含まれる成分ですが、加齢とともに減少し、脳の疲労が蓄積した現代人は食品から摂る必要があります」と佐藤先生は強調します。
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