<国内男子ゴルフ>中島啓太は金谷に脱帽、平田にエール

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30人の頂上決戦・賞金レース決着へ「ゴルフ日本シリーズJTカップ」

11月28日ー12月1日 東京よみうりカントリークラブ(東京都)7002yard・par70 ▼ 1日・大会最終日

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本大会を持って、今季の賞金ランキングが確定した。

今季は欧州・DPワールドオープンを主戦とした中島啓太(なかじま・けいた)は本大会で義務試合の3試合に到達し、2年連続2度目の賞金シードをランキング47位で確定させたが、1差の単独首位から出た最終日は3オーバーの「73」。

優勝のノリスに4打差の通算8アンダーで、4位と崩れた。

地元の友人らが駆けつける中、年間3勝で賞金王に就いた昨季の「マイナビABCチャンピオンシップ」に続くアマプロ通算5勝目を逃した。

「ごめんなさい、という感じです」と、硬い表情で上ってきた。

1番のバーディで、早々に2打のリードを作ったものの4番で4オン2パット。
ダブルボギーを打ったほか、「一番よくなかったのは「一番よくなかったのは、後半で2打差のところを3打差にしてしまったところ」と、ティショットを右の木の根元に落とした11番のボギーを悔いた。

「2打と3 打はかなり差があります。自分がボギーを打って、ショーン(ノリス)が2.5メートルくらいのパーパットを決めた
時に、少し差がついてしまったかなという感じはありました」と、自ら招いた岐路を省みた。

「もちろん、緊張はありました。当然、力は入ると覆いますし、それを感じているうえでやるのが優勝争いと思うので本当に残念」。

前の組で、賞金レースを繰り広げる金谷拓実(かなや・たくみ)の姿には感動した。

17番の金谷の長いイーグルパットは、セカンド地点から見た。

「おそらくかなり長いパットが入った。終盤で力を発揮できるところは日ごろの努力の積み重ね。気持ちの強さ、妥協しない強さがあると思います」。

昨年は、自らが賞金レースで下した相手でもある。

2年連続でまたそのチャンスを作り、最後逆転で、今度こそ賞金王をつかみ取った金谷の強さに脱帽だ。

その足で、米二部ツアーの2次予選会に飛んだ金谷。

「一番の目標はそこで上手くいき、PGAツアーの資格を取ることだと思うんですけど、もし来年DP(欧州ツアー)で一緒に戦うことになればすごく嬉しい」と、ポロリと本音をこぼした。

同学年で仲が良い平田憲聖(ひらた・けんせい)は、金谷に抜かれて賞金王を逃した。

「憲聖も1年間よいプレーをしていた」と労い「来年は憲聖が賞金王になれると信じています」と、エールを贈った。

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