プレミア12で快投。またひとつ成長を遂げた藤平尚真
17日のキューバ戦で試合を締めた藤平尚真投手 【©WBSC】
11月24日、東京ドームで行われた「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」の決勝戦は、0対4で日本が敗れた。しかし、多くの選手に大きな収穫があっただろう。特に大事な場面で任されるようになった藤平尚真投手の成長は、目を見張るものがあった。
この決戦の日も8回表に3番手で登板すると、打者を3塁まで進めたものの、この大会で打率.364と好調のタイ・ペイフォン選手を空振り三振で切ってとった。
「0でしっかり帰ってきて、チームに良い流れを持っていけたらいいなと思ってましたけど、相手もいいピッチャーで、本当に強いチームでした」と振り返る。
この決戦の日も8回表に3番手で登板すると、打者を3塁まで進めたものの、この大会で打率.364と好調のタイ・ペイフォン選手を空振り三振で切ってとった。
「0でしっかり帰ってきて、チームに良い流れを持っていけたらいいなと思ってましたけど、相手もいいピッチャーで、本当に強いチームでした」と振り返る。
「自分自身を成長させてくれた大会」
強化試合と一次ラウンドの3試合で、9者連続三振と圧巻の投球を続けていた藤平投手だったが、彼の名を日本の野球ファンだけでなく、一躍世界に轟かせたのは、11月17日のキューバ戦だった。
1点リードの最終9回表に登板すると、連打や死球で1死満塁のピンチを招く。同日は台風25号が接近していることもあって、激しい雨が降り続くなかでのマウンド。それでも表情を変えることなく、モンカダ選手を見逃し三振に仕留めると、最後はコスメ選手からフォークで空振り三振を奪い、試合を締めた。ド派手なガッツポーズは気合いと集中の表れ。
プロ8年目を迎えた藤平投手は、2016年ドラフト1位で先発投手として入団も、7年間で10勝16敗と苦しい時期が長く続いた。そんななか、今江前監督の助言もあり、新たな可能性を求めてリリーフ転向を決断すると、今季は47試合に登板し、防御率1.75、20ホールドをマーク。
プロ入り後、日本代表初選出となった今大会も、力強いストレートを軸とした圧巻の投球で侍ジャパンのブルペンを支えた。
「みんなで喜びをわかち合いたかったという気持ちはすごい強いですけど、自分個人としては本当に自分自身を成長させてもらえた大会ですし、もっと上を目指したいなって思った大会でした」
この悔しさを糧に、さらなる飛躍を誓う。
1点リードの最終9回表に登板すると、連打や死球で1死満塁のピンチを招く。同日は台風25号が接近していることもあって、激しい雨が降り続くなかでのマウンド。それでも表情を変えることなく、モンカダ選手を見逃し三振に仕留めると、最後はコスメ選手からフォークで空振り三振を奪い、試合を締めた。ド派手なガッツポーズは気合いと集中の表れ。
プロ8年目を迎えた藤平投手は、2016年ドラフト1位で先発投手として入団も、7年間で10勝16敗と苦しい時期が長く続いた。そんななか、今江前監督の助言もあり、新たな可能性を求めてリリーフ転向を決断すると、今季は47試合に登板し、防御率1.75、20ホールドをマーク。
プロ入り後、日本代表初選出となった今大会も、力強いストレートを軸とした圧巻の投球で侍ジャパンのブルペンを支えた。
「みんなで喜びをわかち合いたかったという気持ちはすごい強いですけど、自分個人としては本当に自分自身を成長させてもらえた大会ですし、もっと上を目指したいなって思った大会でした」
この悔しさを糧に、さらなる飛躍を誓う。
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