久保建英、2戦連続の「必勝ゴール」なるか。苦しむレアル・ソシエダが首位バルセロナを迎え撃つ

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11月10日の現地時間21時、レアレ・アレナを舞台にキックオフを迎えるラリーガ EA SPORTS 第13節のラストマッチ一戦にて、レアル・ソシエダが首位バルセロナを迎え撃つ。

バルセロナは第12節終了時点で11勝を挙げ、勝ち点33で首位を快走中。前節はエスパニョールとのバルセロナダービーを3ー1で制し、チャンピオンズリーグを含めた連勝記録を7試合に伸ばしている。今季就任したハンジ・フリック監督は1試合平均3.33ゴールを量産する得点力をチームに植え付けた。ここまで14ゴールのロベルト・レバンドフスキ、7ゴールのラフィーニャは得点ランキングのトップ2を占めている。

レアル・ソシエダは勝ち点15の11位。前節はアウェーでセビージャを2ー0で破ったものの、今季は特にホームで苦しい戦いが続いており、ここまで20チーム中最低の勝ち点4(1勝1分4敗)しか手にすることができていない。しかもバルセロナに勝った最後のホームゲームは、ミケル・オヤルサバルが決勝点を挙げた2016年4月9日の一戦まで遡る。この試合以降、サンセバスティアンでは2分6敗と辛酸を舐め続けている。

レアル・ソシエダが最後にホームでバルセロナを破ったのは2015/16シーズンの第32節。現主将のオヤルサバルが唯一のゴールを挙げ、1ー0で制している 【(C)LaLiga】

久保建英、ラ・マシアの旧友と再会
バルセロナとの困難な一戦に臨むレアル・ソシエダにとって鍵を握る選手の一人は、他でもないバルセロナの下部組織「ラ・マシア」で育った久保建英だ。これまで久保が得点した19試合は18勝1分と負け知らず。先週末のセビージャ戦で今季3ゴール目となる先制点を挙げた日本代表MFは、木曜のヨーロッパリーグでレアル・ソシエダでの公式戦100試合出場を達成したばかりだ。まだバルセロナ戦でのゴールはないだけに、本人は「そろそろバルサ相手にゴールを決めないと」と意欲を燃やしている。

久保は前節セビージャ戦でチーム最多の今季3点目を記録。バルサ戦での2戦連発に期待がかかる 【(C)LaLiga】

久保は2011〜15年にかけて、世界的に有名なバルセロナの育成組織に所属。当時のチームメートには現在バルセロナのトップチームでプレーするアンス・ファティやエリック・ガルシアがいた。当時ラ・マシアのスカウトを務め、久保の獲得と加入後のサポートを担ったオスカル・ロドリゲス・ロメロ氏は、後にインタビューで「エリックの両親はタケの家族を気遣い、1試合も見逃すことがないようチームの遠征先に連れて行く役割を担っていた」と明かしている。

久保とエリックはアレビン(Uー12)時代からの旧友。残念ながらエリックが負傷中のため、今節の再会は叶わない 【(C)LaLiga】

当時の久保はファティとも仲が良かったという。オスカルは「マルトレイに住んでいたエリックとは練習や試合でしか会えなかったが、タケとアンスは学校が終わった後の自由時間を共に過ごしていた」と振り返っている。

ファティは一昨季の第2節、敵地のレアル・ソシエダ戦で1ゴール2アシストと活躍し、4ー1の勝利に貢献している 【(C)LaLiga】

ラミン・ヤマル、パウ・クバルシ、フェルミン・ロペス、アレハンドロ・バルデ、マルク・カサドーー。久保が日曜に対戦するバルセロナには、ラ・マシアが輩出した若いタレントが何人も主力として活躍している。全20チーム中最も平均年齢が若いにも関わらず、あらゆるライバルを打ち負かせる力を証明してきた今季のバルセロナに対し、果たしてラ・マシア出身の久保はどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。

レアレ・アレナで対戦した昨季の第12節は後半ロスタイムにロナルド・アラウホが劇的決勝点を挙げ、バルセロナが1ー0で制している 【(C)LaLiga】

レアル・ソシエダが最後にバルセロナに勝ったのは一昨季の第35節。バルセロナが優勝を決めた直後の一戦は、アウェーのレアル・ソシエダが2ー1で制している 【(C)LaLiga】

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