[RUGGERSコラム] 日本代表オータムゲーム 1戦目 日本vsオールブラックス

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 どうもオニギリです。
 2024年も残り2ヶ月と少し、リーグワン2024-2025も2ヶ月後には開幕します。さぁ、そんな秋のど真ん中ではナショナルゲームが各国で行われます。
 今回は先日行われました日本対オールブラックスの一戦にオニギリ's eye!!したいと思います。
 ヨーロッパ遠征前の両国が日本で対戦し、その後日本はフランスへ、オールブラックスはイングランドへと遠征します。その前哨戦として、両国にとって重要な一戦だったかと思います。
 日本代表は以下のメンバーで臨みました。

【日本代表公式Instagram参照】

 フロントローは岡部、坂手、竹内。夏に怪我をしていた坂手が復帰しました。経験値が高く、FWを引っ張れる存在として頼れる存在です。両プロップは機動力もあり、超速ラグビーには欠かせません。LOはワクァとディアンズ。共にボールキャリーを得意とし、ラインアウトでの存在感があるディアンズは頼もしい限りです。バックローはアマト、姫野、マキシの3人。ついに姫野が日本代表に参加。怪我などコンディショニング調整に時間を要しましたが、ここにも頼れる存在がいることは強みです。FWは各列に頼もしさを感じるプレーヤーがおり、期待が持てます。
 BKは藤原、立川のハーフ団。クボタでもコンビを組んでおり、特に立川はゲームキャプテン。エディ監督からの信頼も厚い。センターはマクカランとライリーのコンビです。技巧派とフィジカル系のセンターというコンビでバランスが良いと感じました。WTBはスピードスターの両WTBジョネ、ツイタマ。アンストラクチャーの強いオールブラックスにとって、WTBはキーマンとなります。FBには大学対抗戦期間中にも関わらず選ばれた矢崎。スターターは今夏を考えると想定内のメンバーですね。
 リザーブには今回出場したら初キャップとなるオペティと松永が選ばれました。全体的に若さを感じますが、坂手、姫野、立川と経験値の高いメンバーを置いていることでバランスが取れています。

 対するオールブラックスのメンバーは以下の通りでした。

【オールブラックス公式Instagram参照】

 メンバーを見るとこちらも経験値の高いメンバーと若手が混在している構成となっており、1.5軍のようなイメージです。ゲームキャプテンには、元トヨタのトゥイプロティ、バックローにはサントリー所属のサムケイン、リザーブには今季からブラックラムズに加入したTJペレナラが揃いました。またセブリースやアントンレナートなどW杯にもでていたメンバーも名を連ねています。
 過去も一度も勝ったことがないオールブラックスに対して、日本がどのように戦うのかが楽しみな一戦。エディ監督も試合前日には期待を持っており、オニギリはワクワクしながら日産スタジアムに行きました!!
 観客席はほぼ埋まっており、公式発表でも6万人超え、日本代表ジャージを着た観客が大勢盛り上がっていました。

 キックオフはオールブラックスのボールからスタート。開始早々からテンポよく日本は攻撃を重ね、先制トライは日本。ラックサイドをジョネと藤原がトリックプレーでラインブレイクし、インゴールへ飛び込みました。ゴールも決めて7-0と好スタートの日本。しかし、オールブラックスも焦ることなく攻撃を重ね、前半12分にWTBテレアがインゴールへ飛び込みました。ゴールも決まって7-7。そしてここからニュージーランドはスイッチが入った模様。敵陣に入ってラインアウトからフェーズを重ね、トゥイプロトゥが最後何人を薙ぎ倒したのかというくらいの突進でトライ。マッケンジーのゴール成功で7-14に。日本はズルズルとスコアされたくないという思いからか、FWが献身的なオフロードで前進し、敵陣に進む。日本は、敵陣ゴール前ラインアウトから、ピールオフで前進。最後はNo8マキシが相手DFの穴となったところに飛び込みトライ。ゴールは外れて12-14となりました。トライ後、またも日本にチャンスがおき、マキシのタックルからこぼれたボールをディアンズが蹴り、そのままボールはディアンズに入ってトライしたものの、マキシのタックルした手がボールに触れていたことでタックルとなった。その後のスクラムから、オールブラックスがサインプレーでトライをし、12-19とする。そこから前半4つのトライを立て続けに決められ、12-43のビハインドで前半を折り返しました。前半20分は攻めながら守れていましたが、徐々に守りに穴が開いてきてしまった印象です。
 後半は日本のキックオフからスタート。オールブラックスの勢いは止まらない。オフロードからHOアウムアからSHロイガードへ回してトライ。ここからお互いメンバー交代を重ねて、スコアが20分動きませんでした。日本もスコアが欲しいところ、途中交代で入った、オペティヘルが相手DFのギャップへ走りラインブレイク。FBと1vs1となり、軽快なステップでトライしました。後半は残り10分で19-50。少しでもスコアを縮めたい日本でしたが、ニュージーランドに2トライを立て続けに取られてノーサイド。19-64でオールブラックスが大勝しました。
 日本の一番の収穫はスクラムが良かったことでしょう。これは試合を通じて通用していました。日本よりサイズがやや大きいものの、そこまでの大差は感じませんでした。しかし、細かなスキル、フィジカルの強さがこの大きな差を生みました。相手のミスを確実にスコアに繋げるニュージーランドの得点力は圧巻でした。チャンスを逃さない、連続のミスをしない。強いチームのあるあるを見せてもらいました。

 以上、今回のオニギリ's eye!!はいかがでしたでしょうか?
 現地で観戦しましたが、日本人だけでなく、色々な国の人とすれ違いました。やはり、ラグビーそしてオールブラックスの魅力というものは、多くの国に伝わっているものだと感じました。日本のラグビーもそんなオールブラックスのような魅力を伝えられるように今後も期待したいですね。

 さぁ次に日本は11月9日にフランス代表と対戦します。FWはオールブラックスよりもまた大きいチームです。オニギリはフランスとどんなスクラムを組むのかが非常に楽しみです。
 11月もワクワクが止まりません!!
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