アイアンが飛ばない人はグリップを強く握りすぎ! 地面にボールを投げる感覚で振ってみて!
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アイアンが飛ばない人と悩む人の中には、飛ばそう!として力が入りすぎているのかもしれない。ボールに力を伝えるためには、よけいな力みは必要ない。JLPGAティーチングプロ・勝又優美が、解説します。
写真/圓岡紀夫
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グリップや腕に力が入るほどすくい打ちになりやすい
5、6、7番のスイングをそれぞれ拝見すると、いずれもすくい打ち。何を心がけて打っているのかを伺うと「ちゃんと飛ばしたい」ということ。どうやら飛ばそうとしてダウンスイングからインパクト~フォローで体が伸び上がり、すくい打つスタイルになっているようでした。
アイアンはダウンブローに打つことで、インパクトでロフトが適度に立って当該番手の飛距離が出ます。すくい打っているAさんの場合、これとは逆にインパクトでロフトが寝てしまいます。そのためボールが上がって飛距離が出ない。ヘッドが手前に落ちればダフり、浮いたままヒットするとトップのリスクもあります。
気になったのはグリップをギュッと強く握っておられること。そのため、アドレスで腕や肩にまで力が入っていました。そのままダウンスイングするとリリースが早くなり、上体も突っ込む感じになるので、インパクトに向かって手でクラブを自分側に引く動きが入ります。その結果、体が起きてクラブ引き上げながらすくい打打っていたのです。
ダウンスイングでグリップや腕に力が入ると、突っ込みやすくなりインパクト前後でクラブを引く動きが入る。結果、すくい打ちになってロフトが寝るため飛ばない 【ゴルフサプリ】
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地面にボールを投げつける時は、ボールはソフトに持ち、腕から力を抜きスナップを効かせて投げる。このイメージがダウンブローに役立つ 【ゴルフサプリ】
地面にボールを投げつけるイメージでダウンスイングするとリリースが遅れてタメができる。入射角が鋭角になりダウンブローに打てる 【ゴルフサプリ】
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かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。
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