「我々は翔平に対していいプランを持っている」 挑発的なパドレスに大谷率いるドジャースはどう迎え撃つのか?
大谷に軍配も、揺るがぬパドレスの自信
ブレーブスとのワイルドカード・シリーズを制し、抱擁を交わすパドレスのマイク・シルト監督とザンダー・ボガーツ(左)。本拠地ペトコ・パークのスクリーンには「BEAT LA」(ドジャースを倒せ)の文字が 【Photo by Matt Thomas/San Diego Padres/Getty Images】
多くのチームがそうであるように、「(重要な場面では)左をぶつける」とも明かし、第2戦はモレホン、第3戦はタナー・スコットという両左腕がともに大谷にタイムリーを打たれたものの、「彼らを信頼している」と自信が揺らぐことはなかった。
確かに、あのモレホンの4球目が外角いっぱいに決まっていたら、結果は違っていたかもしれない。
では、大谷はどう迎え撃つのか。
「シーズン中に残した数字というのは、それはそれ。ポストシーズンのアドバンテージになるわけではない。シーズン中にパドレス戦で打った、打たないは、自分では把握してないので分からない」としつつ、続けた。
「パドレスは、球界の中でも素晴らしいピッチャー陣。なかなか、自分の打席を冷静に送るっていうのは難しい相手だとは思いますけど、初めてのポストシーズンでそれが出来れば、十分に数字は残る」
自分の打席を冷静にーー。彼自身が口にしたように、それが初のプレーオフでできるかだが、ナーバスにならないのか? の問いに大谷は、通訳を介することなく、英語で即答した。
「Nope」
なぜか?
「そのために小さい頃から練習してきていますし、こういう舞台でプレーしたいという思いでやってきているので、そこが一番。楽しみだなという方がどちらかというと大きい」
地区優勝のウィニングボールはどこへ?
「確かにもらった。それをグローブに入れて、フィールドのどこかに置いた。でも、優勝のお祝いをみんなとしているうちに、すっかり忘れてしまった」
名前の入ったグローブは戻ってきた。
「でも、ボールは入っていなかった」
そもそも聞かれるまで忘れていたそうで、「あのとき、フィールドにはいろんなものが散乱していた。そこに紛れてしまったのかもしれない」。だとしたら、何も知らないグラウンドキーパーが、ひょいと拾いあげて、練習ボールのカゴの中に投げ入れてしまったかもしれない。
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