7番アイアンの飛距離は本当に150ヤードでいいのか!?
【(C)publicdomain】
今回は7番アイアンについてのお話です。
7番アイアンと言えば、ゴルフクラブの中でも基本となるクラブだと言われます。
初心者なんかでも最初は7番アイアンを使って練習することが多いですしね。
そんな7番アイアンですが、その平均飛距離を尋ねると、『150ヤード!』と、たいていの人が力強く答えます。
しかし本当にそれでいいのでしょうか…
7番アイアンと言えば、ゴルフクラブの中でも基本となるクラブだと言われます。
初心者なんかでも最初は7番アイアンを使って練習することが多いですしね。
そんな7番アイアンですが、その平均飛距離を尋ねると、『150ヤード!』と、たいていの人が力強く答えます。
しかし本当にそれでいいのでしょうか…
平均飛距離は140ヤード!?
『7番アイアンの平均距離は150ヤード』
男性アマチュアゴルファーの実に7割以上がそう答えるそうです。
確かに“7番アイアン=150ヤード”というのは数字的にも非常にキリが良く、基準にするのに非常に明快ですよね。
しかしこれって本当なのでしょうか。
まずこの150ヤードというのがキャリーでの距離なのか、それともランを含んだ距離なのかでもずい分と変わってきます。
私が思うにたいていの人は後者(ランを含んだ距離)、もしくは芯を食ったナイスショットでのキャリー(最大飛距離)のいずれかをイメージして答えている気がするんですよね。
といのも、一般的なアマチュアゴルファーの場合、ドライバーの最大飛距離はランを含めて230ヤードくらいです。
9番アイアンの適正キャリーはドライバーの飛距離の半分だと言いますので、だいたい115ヤードくらい。
それからすると、7番アイアンのキャリーは最大140ヤードといったところでしょう。
これにランを加えて150ヤードだとすると、一般的な男性アマチュアゴルファーにとって、
“7番アイアン=150ヤード”というのは、10球のうちで稀にしか出ないナイスショットというのが実際のところです。
実際のラウンドではミスショットもあるでしょうし、ドライバーと違って7番アイアンはほとんどがグリーンを狙っていくショットになりますから、マン振りフルショットというわけにはいきません。
これらをトータル的に考えると、7番アイアンの平均飛距離はキャリーで140ヤードくらいがマックス、ランを入れてもせいぜい145ヤードくらい、というのが適正な気がします。
男性アマチュアゴルファーの実に7割以上がそう答えるそうです。
確かに“7番アイアン=150ヤード”というのは数字的にも非常にキリが良く、基準にするのに非常に明快ですよね。
しかしこれって本当なのでしょうか。
まずこの150ヤードというのがキャリーでの距離なのか、それともランを含んだ距離なのかでもずい分と変わってきます。
私が思うにたいていの人は後者(ランを含んだ距離)、もしくは芯を食ったナイスショットでのキャリー(最大飛距離)のいずれかをイメージして答えている気がするんですよね。
といのも、一般的なアマチュアゴルファーの場合、ドライバーの最大飛距離はランを含めて230ヤードくらいです。
9番アイアンの適正キャリーはドライバーの飛距離の半分だと言いますので、だいたい115ヤードくらい。
それからすると、7番アイアンのキャリーは最大140ヤードといったところでしょう。
これにランを加えて150ヤードだとすると、一般的な男性アマチュアゴルファーにとって、
“7番アイアン=150ヤード”というのは、10球のうちで稀にしか出ないナイスショットというのが実際のところです。
実際のラウンドではミスショットもあるでしょうし、ドライバーと違って7番アイアンはほとんどがグリーンを狙っていくショットになりますから、マン振りフルショットというわけにはいきません。
これらをトータル的に考えると、7番アイアンの平均飛距離はキャリーで140ヤードくらいがマックス、ランを入れてもせいぜい145ヤードくらい、というのが適正な気がします。
キャリー150ヤードを打つにはヘッドスピードが必要不可欠
こうやって考えていくと、アマチュアで7番アイアンでの平均飛距離が150ヤードだという人は、男性の中でもせいぜい2~3割ではないのかなと思います。
平均で150ヤードということは、ミスショットのロスなどを考えると、コンスタントにキャリー150ヤードほどを打てるということです。
7番アイアンでキャリーで150ヤードということは、理論上はドライバーのヘッドスピードが45メートル/秒(m/s)くらいは必要になってきます(稀にヘッドスピードが遅めでも7番アイアンでキャリー150ヤード以上飛ぶ人がいますが、それはかなりミート率の高い上級者だと思っていただいて差し支えありません)。
成人男性のドライバーのヘッドスピードの平均が40~42m/sくらいであることを考えると、かなりのパワーヒッターだということになります。
ヘッドスピードが45m/sくらいであれば、フェアウェイやショートホール(パー3)のティーアップした状態であれば、7番アイアンなら十分にボールを止められるはずですので、“7番アイアン=150ヤード”を基準にしてもOKではないでしょうか。
平均で150ヤードということは、ミスショットのロスなどを考えると、コンスタントにキャリー150ヤードほどを打てるということです。
7番アイアンでキャリーで150ヤードということは、理論上はドライバーのヘッドスピードが45メートル/秒(m/s)くらいは必要になってきます(稀にヘッドスピードが遅めでも7番アイアンでキャリー150ヤード以上飛ぶ人がいますが、それはかなりミート率の高い上級者だと思っていただいて差し支えありません)。
成人男性のドライバーのヘッドスピードの平均が40~42m/sくらいであることを考えると、かなりのパワーヒッターだということになります。
ヘッドスピードが45m/sくらいであれば、フェアウェイやショートホール(パー3)のティーアップした状態であれば、7番アイアンなら十分にボールを止められるはずですので、“7番アイアン=150ヤード”を基準にしてもOKではないでしょうか。
“150ヤードの呪縛”を取り払おう!
【(c)Grige】
いかがでしたか?
なんとなく世の中の流れに合わせて“7番アイアン=150ヤード”が当たり前になっている人がいかに多いのかということがおわかりいただけたかと思います。
それでも『“7番アイアン=150ヤード”を基準にしたい!』という人は、最近流行りの飛び系アイアンを使うのも1つの方法です。
飛び系アイアンというのは、簡単に言うと、5番アイアン相当のロフト角を7番に設定して、なおかつ7番アイアン相当の高さと打ちやすさを兼ね備えた、まさにお助け要素満載のクラブです。
飛び系アイアンを使えば飛距離のビハインドを解消することができるでしょう。
しかし7番アイアンのロフトを立たせるということは、それにならってピッチングウェッジまでの番手のロフトも立ってしまうわけで、そうすると今度はピッチングウェッジとアプローチウェッジの間を埋めるクラブを選んだりしなければいけなくなります。
そもそもアイアンで大切なことは、毎回番手通りの飛距離を出して、狙った方向にボールを運ぶことです。
よく言われることですが、アイアンは飛ばすクラブではなく“狙うクラブ”だということですね。
それならば7番アイアンを無理に150ヤード飛ばすことを考えるより、コンスタントに140、いや130ヤード安定してキャリーが計算できるほうが、よっぽどラウンドでの武器になります。
7番アイアンの飛距離は150ヤードという“150ヤードの呪縛”をさっさと取り払うことができたほうが、上達やスコアアップの早道なのではないかと思います。
ただ、そうはいっても飛距離アップというのはゴルファーにとっての永遠のテーマだったりもしますので、この“150ヤードの呪縛”をどうとらえるかは……、『あなた次第』です!!
といったところで今回はこのへんで。
それでは、また!
なんとなく世の中の流れに合わせて“7番アイアン=150ヤード”が当たり前になっている人がいかに多いのかということがおわかりいただけたかと思います。
それでも『“7番アイアン=150ヤード”を基準にしたい!』という人は、最近流行りの飛び系アイアンを使うのも1つの方法です。
飛び系アイアンというのは、簡単に言うと、5番アイアン相当のロフト角を7番に設定して、なおかつ7番アイアン相当の高さと打ちやすさを兼ね備えた、まさにお助け要素満載のクラブです。
飛び系アイアンを使えば飛距離のビハインドを解消することができるでしょう。
しかし7番アイアンのロフトを立たせるということは、それにならってピッチングウェッジまでの番手のロフトも立ってしまうわけで、そうすると今度はピッチングウェッジとアプローチウェッジの間を埋めるクラブを選んだりしなければいけなくなります。
そもそもアイアンで大切なことは、毎回番手通りの飛距離を出して、狙った方向にボールを運ぶことです。
よく言われることですが、アイアンは飛ばすクラブではなく“狙うクラブ”だということですね。
それならば7番アイアンを無理に150ヤード飛ばすことを考えるより、コンスタントに140、いや130ヤード安定してキャリーが計算できるほうが、よっぽどラウンドでの武器になります。
7番アイアンの飛距離は150ヤードという“150ヤードの呪縛”をさっさと取り払うことができたほうが、上達やスコアアップの早道なのではないかと思います。
ただ、そうはいっても飛距離アップというのはゴルファーにとっての永遠のテーマだったりもしますので、この“150ヤードの呪縛”をどうとらえるかは……、『あなた次第』です!!
といったところで今回はこのへんで。
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