会社を休むと「罪悪感」「ズル休みかも」と思ってしまう人へ、産業カウンセラーが伝えたいこと

MELOS -メロス-
連休明け、リラックスした気持ちが一転、現実に戻るのがつらいと感じることはありませんか? 休暇中の楽しい時間と比較して、急に仕事モードに切り替わるのはなかなか大変なもの。そんなとき、正直に休みたいと思う気持ちは誰にでもあります。

どうしても行きたくなくて休んでしまった人の中には、罪悪感が多く出る人も。そんなときはどう考えるとよいでしょうか。特定非営利活動法人たんぽぽの丘理事長で産業カウンセラーの野邑浩子さんの言葉をお届けします。

【MELOS】

心身の調子が悪くて休んでしまった…「ズル休みかも」と思ってしまう人へ

産業カウンセラーとしてたくさんの方々と関わってきた中で、頑張り屋、努力家、成果を上げられてきた方、営業成績が優秀だった方ほど、心身が整わず会社を休んだときにズル休みをしてしまったと思われる方が多いです。

ですが、長い人生、平均寿命の84歳まで生きるとして、1年や2年は、人生のうちの数パーセントです。逆にたった数パーセント休んで、心を整えて復活したあと、残りの90%以上の人生を有意義に生きられるとしたら、むしろ早く休むほうが効率的ではないでしょうか?

意外と周りからは何も言われない
また、人は、他人の状況にあまり関知しません。休まれた方に対して、なぜ休んでいるんだとそのときは思われたとしても、会社は営業し続けるわけなので、休んだ人の溝はすぐに埋められてしまいます。

新人を雇用する会社も多いです。迷惑をかけていると思っているのは意外と自分だけかもしれません。

私自身、従業員25名の福祉施設を運営していますが、辞められる方の溝は、すぐに埋まります。休職される方もいますが、既存の従業員から文句が出ることはありません。それよりも、目の前の仕事をこなすことでいっぱいいっぱいです。

休んで回復するほうが効率がよさそう
他人の目を気にすることなく、休みたいときはしっかり休んで、回復されたら、その分しっかり社会貢献を目指すのはいかがでしょうか?

人には、タイミングがあると思います。出来るときに出来ることをする。しんどいときは休むタイミングなんだと思って、思う存分休んで頂きたいと思います。
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