腹筋だけではお腹痩せできないの?

MELOS -メロス-
 ダイエットで脂肪が落ちにくい部分のひとつが「お腹まわり」です。体重や体脂肪はそこそこなのにウエストが太い、また痩せているのにお腹の脂肪だけが気になる人も。とくに女性は下っ腹だけぽっこり出ているパターンもよく聞きます。

 お腹まわりを引き締めるためにまず思いつくのが、シットアップやクランチといった腹筋運動です。ひたすら腹筋トレーニングに励むべきなのか、それともダイエットの定番であるランニングやジョギング、ウォーキングといった有酸素運動を優先したほうがいいのでしょうか。

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有酸素運動のほうがお腹痩せに繋がる!

 お腹が出ている原因の多くは「脂肪」です。痩せているのに下腹だけ出ている人は、骨盤のズレや下腹部の筋力低下が考えられますが、お腹をつまんでぜい肉が掴める人は、腹筋を鍛える腹筋トレーニングよりまずは有酸素運動でお腹の脂肪を落とす必要があります。

お腹の筋肉は上から「外腹斜筋・内腹斜筋・腹直筋上部・腹横筋」と層があり、その最下層に「下腹(腹直下部)」が位置します。見えにくい位置にあり、脂肪にも覆われているため、筋肉の上を覆う脂肪を燃焼するような有酸素運動も行う必要があります。

筋トレと有酸素運動を併用してトレーニングすることが、下腹の引き締めに効果的です。

 有酸素運動に加えて、消費カロリーの大きい背中や下半身の筋肉を鍛える筋トレを行うこと、そして1日の摂取カロリー内で栄養バランスよく食事コントロールを行うことで、効率のよい脂肪燃焼が期待できます。

 全身の脂肪がある程度落ちたら、腹筋トレーニングで腹筋やウエストまわりのラインを整えてあげるとさらに効果的です。男性の場合、腹筋が割れて見えてくる体脂肪率は約15%あたりからと言われています。

お腹痩せに効果的な有酸素運動
 早足ウォーキング、ゆっくりめのジョギング、エアロビクス(ダンス)、なわとびなどはすぐに始めやすいのでおすすめです。ランニングもいいのですが、脂質より糖質のほうが多く使われるほか、強度が高いぶん短時間でバテてしまいがち、関節や筋肉にダメージもいきやすいという懸念点も。

 ダイエットのための有酸素運動は「やや息が上がる程度のキツさ」で「20〜30分は続けられる」を意識するとよいでしょう。もちろん朝に10分、夕方に10分など小分けに運動しても効果は得られるので、無理なく継続していける方法で行いましょう。
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