【時代が動いた!『G1』ファイナル両国伝説!!(後編)】12年、初出場&初優勝、史上最年少V(24歳9カ月)達成!“新たな息吹”をもたらしたレインメーカー! 16年、長い歴史の中で“史上初”の外国人レスラー優勝をはたした男、ケニー・オメガ!【G134】
【新日本プロレスリング株式会社】
テキスト/鈴木佑
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今回も“時代の分岐点”をテーマに、とくに印象的な過去の優勝決定戦(決勝戦)にいくつかスポットを当てたい。
■2012年、初出場&初優勝、史上最年少V(24歳9カ月)達成! “新たな息吹”をもたらしたレインメーカー!
『G1 CLIMAX 22』優勝決定戦
○オカダ・カズチカ(23分19秒 レインメーカー→片エビ固め)カール・アンダーソン×
2010年代から今年1月の退団まで、新日本プロレスを最前線で牽引してきたオカダ・カズチカ。IWGPヘビーの歴代最多防衛記録をはじめ、数々の金字塔を打ち立てたオカダは、『G1』は4度の優勝を飾り、“元祖・夏男”蝶野正洋に次ぐ歴代2位の成績を残している。
オカダの現時点での『G1』出場回数は12回で、単純に3回に1度は優勝していた計算となり、あらためてレベルの違う存在だったことが伺いしれる。
そんなオカダが初めて『G1』を制したのが2012年。この年の1.4東京ドームで“レインメーカー”として凱旋帰国を果たしたオカダは、同大会で当時のIWGPヘビーの最多防衛記録を樹立した棚橋弘至に宣戦布告。そして2月に逸材を撃破し、ワンチャンスで衝撃のIWGPヘビー初戴冠を成し遂げた。
その後、6月に棚橋の王座奪還を許すも、凱旋以降のシングルでの敗戦はそれが唯一という状態で、オカダは『G1』に初出場。自ずとオカダ絡みのカードは大きな注目を集めた。
この年の『G1』(第22回大会)は18人が2ブロック制で実施。Bブロックにエントリーしたオカダは同じCHAOSの中邑真輔に惜敗したほか、IWGPヘビーの防衛ロードで勝利していた内藤哲也と後藤洋央紀のリベンジを許すが、この3敗を堅守し単独首位で優勝決定戦の舞台に。
対抗のAブロックでは、この年4月にジャイアント・バーナードとの“バッドインテンションズ”を、バーナードの退団により実質的に解散したカール・アンダーソンが、シングルプレイヤーとしての実力を開花。最終公式戦で棚橋を沈め、思わぬ伏兵がファイナルへとコマを進めた。外国人レスラーが優勝決定戦に進出するのは、92年の第2回大会のリック・ルード以来、20年ぶりの快挙だった。
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■2016年、長い歴史で“史上初”、唯一の外国人レスラー優勝をはたした男、ケニー・オメガ!
『G1 CLIMAX 26』優勝決定戦
〇ケニー・オメガ(26分49秒 片翼の天使→エビ固め)後藤洋央紀×
ブシロード体制以降、順調に業績を伸ばしてきた新日本プロレスにとって、2016年は衝撃続きの年となった。
まず1.4東京ドームのあと、当時のBULLET CLUBの中心的存在だったAJスタイルズが新日本マットを去った。それから日を置かず、なんとIWGPインターコンチネンタル王者の中邑真輔もベルトを返上し、退団を発表。その後もカール・アンダーソンやドク・ギャローズなど名だたる選手たちの離脱が続き、深い影を落とした。
だが、過去の歴史が証明するとおり、誰かが抜ければ新たな選手が台頭するのが新日本マット。3月の『NEW JAPAN CUP』で初優勝を飾った内藤哲也は、その勢いを駆って4月にオカダ・カズチカを打ち破り、念願のIWGPヘビー初戴冠を達成。
その内藤に負けじと大きく躍進したのが、AJのあとにBULLET CLUBを牽引する立場となったケニー・オメガだった。ケニーは1月にヘビー転向を果たすと、2月には中邑が返上したIWGPインターコンチの新王者決定戦で棚橋に勝利。6月にマイケル・エルガンに同王座を奪われるも、この年の『G1』(第26回大会)に堂々の初エントリーを果たした。
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両国3連戦2日目の最終公式戦では、内藤との注目の初シングルを制し、優勝決定戦進出を決めた。一方のAブロックからは、この年の3月に心機一転、CHAOSに電撃加入した後藤が、自身が初出場・初優勝を成し遂げた08年以来、8年ぶりのファイナリストに。
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優勝セレモニーでケニーは偉業を称える大観衆に向けて、BULLET CLUB加入後は封印していた日本語で「新日本はオレのホーム。だから“ソッチ”には行かない」と宣言。そしてバックステージでは「BULLET CLUBのおかげで優勝できた。これはBULLET CLUBの勝利だ」と、ユニットへの熱い思いを語った。
(了)
8月15日(木) 17:00開場 18:00開始
千葉・幕張メッセ 国際展示場9ホール
※「ロイヤルシート(最前列)」は完売となりました。
東京・両国国技館
※「砂かぶり席(最前列)」「砂かぶり席(2-4列)」「レディースシート」「マス席4人用」「ボックス席4人用」「ボックス席5人用」は完売となりました。
※「マス席」「2階指定席A」は残りわずかとなりました。
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東京・両国国技館
※「砂かぶり席(最前列)」「砂かぶり席(2-4列)」「2階指定席A」「マス席4人用」「ボックス席4人用」「ボックス席5人用」は完売となりました。
※「マス席A」「マス席B」は残りわずかとなりました。
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