その不調、本当に夏バテ?男性更年期のシグナルである可能性も
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その夏バテ、もしかすると暑さではなく「更年期」からきているのかもしれません。
今回は、「男性更年期」をテーマに、夏バテとの違いや、セルフケアについてもご紹介します。
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1.その夏バテ症状、男性更年期の可能性も
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夏バテとは、室内外の気温の温度差により自律神経のはたらきが乱れ、倦怠感や疲労感、食欲不振、寝不足などがあらわれる不調です。
一方、男性更年期は、男性ホルモンのテストステロンが減少することで起こります。テストステロンが低下する原因は、加齢のほか、肉体疲労、精神的なストレスなどさまざまです。
夏バテと思い込んで放置すると、男性更年期が悪化してしまう可能性もあります。
続いては、夏バテと男性更年期を見極めるポイントについてご紹介します。
2.夏バテと男性更年期を見極めるコツ
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夏バテの代表的な原因のひとつはエアコンです。からだの冷やしすぎは要注意。室内との温度差が5度以上になると夏バテしやすくなる(※1)ので、できればエアコンの温度は26~28度程度に設定しましょう。
また、生活リズムを整えて適切に休息をとることでも夏バテ対策になります。十分な睡眠をとり、早寝早起きの規則正しい生活を続けることで、自律神経も整います。
3.男性更年期を吹き飛ばすセルフケア
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3-1.有酸素運動や筋力トレーニング
ジョギングなどの有酸素運動と、筋力トレーニングなどのレジスタンス運動は、男性ホルモンのテストステロンをアップさせる効果があるといわれています(※2)。
朝少し早めに起きて軽くジョギングをすると、目覚めもよくなります。もし外で運動する暇がない場合は、室内でできるヨガもおすすめです。ヨガは精神のリラックスにもつながるので、ストレスがたまりがちな男性更年期の不調をケアできます。
3-2.バランスのよい食事
バランスのよい食事は、テストステロンの安定につながります。食事を通してテストステロン値を高めるために、積極的に摂取しておきたい食材もご紹介します。
・やまいも(長芋、自然薯など)
若返りホルモンとも呼ばれる「DHEA」が豊富に含まれる(※3)。
・にんじん、パセリ
テストステロンに似た成分が含まれていて、テストステロン不足を補う。
・アボガド
ホルモン分泌を促し生殖機能を維持するビタミンEが含まれる。
逆に、避けたほうがいい食べ物は高カロリーの油物や、刺激物、過度な飲酒などです。糖質に関しては、糖質制限をしすぎるとかえってテストステロンの低下を招くことがあるので注意しましょう。
3-3.漢方薬の活用
男性更年期の不調の緩和には、漢方薬もおすすめです。実際に、医療の現場でも、男性更年期に対して漢方薬が処方されています。
また、漢方薬は植物や鉱物など、自然由来の生薬をもとに構成されていて、一般的に西洋薬よりも副作用のリスクが低いといわれています。
男性更年期の不調に対しては、「ホルモンバランスの乱れを整える」「血流を促し、生殖泌尿機能を高める」「からだを温め、内臓の機能を回復させる」「消化・吸収の機能を高め、疲れをとる」といった作用を持つ漢方薬を選び、根本改善を目指しましょう。
<男性更年期の不調におすすめの漢方薬>
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう):胃腸の機能を整え、体力を回復し、だるさや疲労感、食欲不振などを緩和します。
・八味地黄丸(はちみじおうがん):からだをあたため、泌尿器系や生殖機能を高め、衰えたからだにはたらきかけます。
漢方薬は体質との相性が重要です。相性がよくないと、本来の効き目が期待できないどころか、副作用が起こる可能性もあります。漢方薬を使用するなら、医師や薬剤師におまかせしましょう。
4.まずは生活習慣を整えよう
【参考】
(※1)大正製薬「夏バテの予防と対策」
(※2)相澤勝治(専修大学スポーツ研究所)「性ホルモンと骨格筋」
(※3)オムロン ヘルスケア「若返りホルモンとも呼ばれるDHEAの秘密」
[文:あんしん漢方]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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