炭水化物を食べるとなぜむくみやすい?|マッスルデリ管理栄養士が解説

MELOS -メロス-
 体を鍛えている筋トレ民も、細くなりたいダイエット民も、時には食べすぎ、飲みすぎることもあるでしょう。どうやったらリカバリーできるのか。ボディメイクを食事面からサポートする「Muscle Deli(マッスルデリ)」の管理栄養士・瀧川みなみさんに、よくあるギモンを聞いてみました。

 今回のテーマは、炭水化物(糖質)について。糖質を多く含む食べ物を食べるとむくみやすいというウワサがありますが、本当でしょうか。

【MELOS】

Q. お米やラーメン、スイーツなどをガッツリ食べた次の日は顔のむくみを感じるのですが、糖質の摂り過ぎが原因でしょうか?予防方法があれば教えてください。

A. 糖質は水分と結びつく性質を持っているため、一因として考えられます。

 その日食べたものによる翌日のむくみに関しては、糖質の取り過ぎも一因として考えられるでしょう。理由は以下のとおりです。

糖質はその質量の約3〜4倍の水分と結びつく性質を持っているから
 食事から糖質を摂取し、すぐにエネルギーとして利用されなかった余剰分は、体内に取り込まれる際に肝臓や骨格筋にグリコーゲンとして貯蔵されます。このグリコーゲンは、その質量の3〜4倍の水分と結びつく性質を持つので、それがむくみとなって現れていることが考えられます。

インスリンの作用により、ナトリウムが体内に再吸収されるから
 血糖値をコントロールするホルモンとして知られているインスリンですが、腎臓におけるナトリウム再吸収を促進させるというはたらきも持っています。この結果、ナトリウム濃度を薄めようと体内に水分が溜め込まれます。

 むくみの予防方法としては「普段の食事を3食バランス良く摂り、暴飲暴食をしない」が基本です。

 また、糖質以外にも塩分の取り過ぎもむくみの原因としてよくあるケースですので、塩分摂取量についても気をつけましょう。


<Text:編集部>
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