「バナナは睡眠の質を高める」ってホント? その理由と、おすすめの食べるタイミング

MELOS -メロス-
季節の変わり目やストレスにより自律神経が乱れ、体調不良になる人は多くいます。眠りが浅い症状もそのひとつ。よく眠れない日が続き、睡眠不足になると、さらに多くの不調に見舞われるうえ、ボディメイクにも悪影響を及ぼします。

「もしかして不眠症ぎみかも?」と思っている人は、早めの対策を行い、心身を整えたいところ。

とはいえ睡眠薬や睡眠導入剤は抵抗がある、そんな人に向けた睡眠の質を高める食べ物として「バナナ」を紹介します。生活リズムと栄養バランスを整えたうえで、プラスアルファでとり入れてみてください。

【MELOS】

バナナのとある栄養素に注目!睡眠に関係する栄養素「トリプトファン」

値段も安く、手に入りやすいフルーツのひとつであるバナナには、カリウムやカルシウム、ビタミン類、葉酸など多くの栄養素が豊富に含まれています。

なかでも注目したいのが、必須アミノ酸のトリプトファン。このトリプトファンは、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの材料となる栄養素です。

セロトニンとは
セロトニンとは、三大神経伝達物質とよばれる脳内ホルモンのこと。精神の安定を司り、気分を高揚させる働きから“幸福ホルモン”とも呼ばれます。日常生活におけるさまざまなストレスは、このセロトニンの分泌量を低下させます。

バナナは100g中15mgのトリプトファンを含有しているほか、ビタミンB6、炭水化物のすべてを含んでいるため、効率的にセロトニンを生成します。セロトニンが分泌されると、睡眠を促すホルモンであるメラトニンが作られます。

【MELOS】

東京慈恵会医科大学付属病院栄養部で管理栄養士を務める赤石定典さんによると、運動を行ったうえでバナナを食べるのがおすすめとのこと。

「バナナに含まれるトリプトファンは脳でしあわせホルモンのセロトニンを分泌させ、それが睡眠を促すメラトニンを分泌させる。すなわち、しっかりとトレーニングをしたあとは、質のよい睡眠をしてカラダを回復させる力を秘めている。それには朝食バナナがおすすめです」
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