疲労回復には「バナナ」!管理栄養士が教える驚きの効果とは

MELOS -メロス-
スーパーやコンビニで気軽に購入できるフルーツ・バナナ。カリウムやカルシウムなどのミネラル類、ビタミン類、葉酸など多くの栄養素が豊富に含まれており、おやつや朝食におすすめです。また、ランニングなど運動をする人のエネルギー補給としても人気です。

そんなバナナは、疲れたときにおすすめの食べ物という一面もあります。各専門家の解説をもとに、バナナと疲労回復の関係について見ていきましょう。

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バナナは肉体的な疲労におすすめ

バナナはエネルギーとなる炭水化物が豊富で、吸収も早いのが特徴です。たんぱく質の代謝に必要なビタミンB6や抗酸化作用があるポリフェノールが含まれ、筋肉の疲労回復に効果的です。

中でも、ランニングやトレーニング後の筋疲労回復におすすめです。東京慈恵会医科大学付属病院栄養部で管理栄養士を務める赤石定典さんは、それぞれのユーザーに対するバナナのメリットを以下のように述べています。

「ランナーがバナナを食べるメリットとしては、エネルギー源の確保。運動前なら胃に負担が少なくエネルギーが確保できる。ラン中でもバナナを食べることでガス欠を防ぐことができる。また、レース後であれば筋肉疲労の回復にも重要です。さらに汗で失われた電解質の補給にもなります」(赤石さん)

「筋トレユーザーがバナナを食べるメリットは、筋トレで失われた筋グリコーゲンの回復にあります。バナナに含まれるビタミンB6は、たんぱく質の代謝に必要です」(赤石さん)


ランニング後や筋トレ後、たんぱく質と一緒に摂ると効果的とのこと。運動直後は内臓が疲れており消化吸収が弱っているため、よく噛んで食べるようにしましょう。

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精神的な疲れにもバナナはいいの?

バナナには、必須アミノ酸のトリプトファンが100g中15mg含まれています。このトリプトファンは、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの材料となります。

さらにセロトニンは睡眠を促すホルモンのメラトニンを分泌させるため、良い睡眠へと導くサポートが期待できます。

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セロトニン分泌にいい食べ物はいろいろありますが、中でもバナナはビタミンB6、炭水化物のすべてを含んでいるので、効率的にセロトニンを生成してくれます。

「バナナに含まれるトリプトファンは脳でしあわせホルモンのセロトニンを分泌させ、それが睡眠を促すメラトニンを分泌させる。すなわち、しっかりとトレーニングをしたあとは、質のよい睡眠をしてカラダを回復させる力を秘めている。それには朝食バナナがおすすめです」(赤石さん)
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