距離のあるバンカーはアプローチウェッジで打とう!【松下奈央流・飛距離アップ術】
【Regina】
◆スイングスピードを減速しない!
打ち方ですが、まず、目標に対してクラブフェースをスクエアにセットします。それからフェース面が上を向くように少しフェースを開きましょう。肩、腰、スタンスのラインは、ボールと目標を結んだラインに対して少しオープンになります。ボールの位置は、正面から見ると左足カカトの前になりますが、自分から見るとスタンスの真ん中です。
体重配分は右足に6割、左足に4割です。その分、体の軸を少し右に傾けます。トップまでクラブを上げたら、ボールの手前にクラブヘッドを下ろすだけです。フィニッシュまでスイングスピードを減速しないことがこのショットを成功するコツです。
私は距離があるバンカーショットでは54度のウェッジを使います。それだけで距離を稼げるんですよ 【Regina】
クラブフェースを目標に向けた後、フェース面が上を向くように少しフェースを開きます 【Regina】
体重配分は右足に6割、左足に4割です 【Regina】
ダウンスイングでスイングスピードを減速せずに振り抜きましょう 【Regina】
◆インパクトでスイングを終了しないこと
念のため、バンカーショットでNGな動作をいくつか挙げておきますね。まず、アドレスですが、目標があってもフェースは開きましょう。アプローチウェッジを使えば、フェースを開いても距離は出ます。次に、バックスイングでは手首のコックをあまり使わないこと。手打ちになると距離が出ないので、体の回転でクラブを上げるようにします。また、インパクトでスイングを終える人が多く見られます。ヘッドを砂にぶつける意識が強いのは分かりますが、ヘッドを砂の中入れるのが正解ではありません。フィニッシュまでしっかり振り抜くからこそ、砂と一緒にボールを出せると考えましょう。インパクトでスイングを終えると、距離が出ないことをお忘れなく。
手首のコックを使わず、体の回転でクラブを上げましょう 【Regina】
インパクトでスイングを終了しないこと 【Regina】
フィニッシュまでしっかりとクラブを振り抜きましょう 【Regina】
◆教えてくれたのは…松下奈央プロ
撮影/村上悦子 取材・文/山西英希 取材協力/南総カントリークラブ
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