宇都宮ブレックスのD.J・ニュービルが月間MVP初受賞…東地区首位浮上の立役者に

大島和人

「ボクサーになりたいと思っていた」という意外な一面も

ボクシングやアメフトなど様々なスポーツを経験してきたという 【(C)B.LEAGUE】

――オフコートのことを少し教えてください。今までアメリカ、フランス、トルコ、ベルギー、ニュージーランド、ポーランド、オーストラリアと様々な国でプレーしてきていますが、日本の暮らしはどうですか?

 日本の生活もすごく気に入っています。公共交通機関も整っていて、新幹線は移動しやすいですし、東京のような大きな街で買い物するのも楽しいです。日本の人も自分に良くしてくれて、オフコートでも、受け入れてくれて、サポートしてくれる。日本の生活は自分に合っています。

――何かお気に入りの日本の食事はありますか?

 ラーメンですかね。普段は妻が料理してくれるので、家で食べることが多いですが、ラーメン屋には何度か行ったことがありますね。

――食事、買い物以外の趣味は何かありますか?

 次の練習、次の試合まで、どれくらい時間があるかにもよりますけど、基本的にはリカバリーのために時間を使うことが多いです。あとは寿司を食べに行ったり、家族と過ごすことが多いです。

――「DJ」はファーストネームとミドルネームの略だと思いますが、いつ頃からそう呼ばれているんですか?

 もう生まれた時からずっとです。家族からも「DJ」と呼ばれています。みんな、DJが僕の本当の名前だと思っていますね(笑)。

――バスケットボール以外で何か得意だったスポーツ、やっていたスポーツはありますか?

 陸上をやっていたこともあるし、ボクシングやアメフトなどいろいろなスポーツをやっていました。

――ボクシングはどういう場所、どういうレベルでやっていたんですか?

 13歳から15歳ぐらいまでジムで練習、スパーリングをやっていました。自分はボクサーになりたいと思ってやっていたんですけど、母親に止められました(笑)。

――ペリン・ビュフォード選手(島根スサノオマジック)が月間MVPになった時に、「ニュービル選手とは仲がいい」という話をしていました。Bリーグの中で、関係が深い選手は誰がいますか?

 ビュフォード選手はオーストラリアで対戦した経験がありますし、ロシアでは同じチームでプレーしていました。あとエリエット・ドンリー選手(信州ブレイブウォリアーズ)、ジョシュ・ハレルソン選手(佐賀バルーナーズ)、サーディ・ラベナ選手(三遠ネオフェニックス)、ショーン・ロング選手(大阪エヴェッサ)と仲がいいです。

 ハレルソン選手と会ったのは大阪に来てからですが、その直前にエージェントがつなげてくれて、「日本はこういうところだよ」と教えてくれました。大阪に来てからもいろいろと教えてくれて「アニキ」のような存在です。日本に来てからずっといい関係を築いています。

――最後にBリーグのファン、宇都宮のファンへのメッセージをお願いします。

 Bリーグファンの皆さん、そしてブレックスファンの皆さん、いつも温かいサポートをありがとうございます。チームと自分に対する温かいサポートには、本当に感謝しています。これからも皆さんとともに戦っていきたいと思いますし、引き続き応援よろしくお願いします。これからの試合で、また皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

Bリーグでのプレーは4シーズン目に突入。ファンへ感謝の言葉を送った 【(C)B.LEAGUE】

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著者プロフィール

1976年に神奈川県で出生し、育ちは埼玉。現在は東京都北区に在住する。早稲田大在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れ、世界中のスポーツと接する機会を得た。卒業後は損害保険会社、調査会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。取材対象はバスケットボールやサッカー、野球、ラグビー、ハンドボールと幅広い。2021年1月『B.LEAGUE誕生 日本スポーツビジネス秘史』を上梓。

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