フュルクルクの3得点により、2024年のBVBは3戦3勝!
ファーストチーム数名の離脱を余儀なくされる中、ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第19節でのVfLボーフムを迎えたホーム戦で、3−1の勝利を飾った。2024年に入って、リーグ3戦3勝を記録しているBVBは、2月に再開されるUEFAチャンピオンズリーグでの飛躍に期待が寄せられる。
【BVB】
後半に入り、72分にはフュルクルクがネットを揺らして、BVBが再びリードする。試合終了間際にはまたしてもPKのチャンスが訪れ、フュルクルクが3ゴール目をあげるハットトリックに成功。最終的に、BVBは3−1で勝利を飾り、2024年のブンデスリーガ3試合すべてにおいて勝点を獲得した。
離脱
ファーストチームメンバー主力8名が離脱しており、カンとフンメルスはベンチ待機という危機的な状況。にもかかわらず、エディン・テルジッチ監督の采配で、BVBの層の厚さを証明した試合となった。
戦術
今試合では、久々に4−4−2のフォーメーションでスタートした。この戦術が功を奏し、BVBは高いボールポゼッション率(60%)を維持した。一方のボーフムは、4−2−1−3のフォーメーションで、前へ攻撃に出るというよりはMFを守備的に配置する戦略で向かってきた。高い位置でプレスをかけ、ボールを奪い、BVBのDFライン後ろまでカウンター攻撃を仕掛けようとしていたようだ。
【BVB】
前半は、開始早々からPKを獲得するなど、展開が早くかつ荒れた内容だった。シュート数でみれば、前半30分の時点で両チームそれぞれ2回という五分五分の勝負。高いポゼッション率を記録していたBVBが、あまりチャンスメイクができなかった点は改善事項と言えるだろう。
後半に入ると、開始直後に大きく空いたスペースを利用された攻撃に苦しむなど、ボーフムが主導権を握る危機的な状況が続いた。しかし、ムココに代わってレイナが投入されたところから、フォーメーションを4−2−3−1に変更。この戦略によって、より相手ゴールに迫ることができ、勝ち越しに成功した。さらに、ボーフムの4人目の選手交代を受けて、テルジッチ監督はフンメルスを投入し、守備を厚くした。相手に同点ゴールを奪われることなく、逆にBVBがふたたびPKを獲得して、追加点をあげる結果に終わった。
2月に入ると、ブンデスリーガの試合はもちろんのこと、CLの再開が待っている。離脱選手の回復を待ち侘びながら、上昇気流に乗ったBVBの更なる飛躍に期待したい。
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