【名古屋競馬11R 名古屋記念 予想】連覇達成なるか メルト
写真は前回優勝馬メルト 【提供:愛知県競馬組合】
新春4日目のメインは4歳以上オープンで行われる第27回名古屋記念。暮れの笠松・東海ゴールドカップに向かった馬あり、休養中の馬ありでオールスターキャストとはいかなかったが、それでも、昨年にトリトン争覇、秋桜賞、ゴールド争覇と3つの重賞を制して一気に現役最強馬にのし上がったブリーザフレスカが登場。正月開催とあって、普段は競馬場に足を運ぶことのないファンの皆さんにも名古屋競馬に強い馬がいるということを知ってもらういい機会になりそうだ。
そのパートナーで若手有望株の塚本騎手が疾病により騎乗できない見通しになったのは残念だが、ズブさのあるタイプなのでしっかり追える騎手であれば能力発揮に支障はないはず。同馬を中心にレースが展開されるのは間違いない。最近は逃げ馬に不利な馬場傾向で下級条件ではスローペースが多く、好位外で運ぶ馬の好走例が多くなっているが、さすがにこの距離の重賞レベルなら極端なスローにはなるまい。おそらくブリーザフレスカは中団~後方の位置取りだろうが、向正面に入れば必ずや押し上げていくはず。先行、差しいずれのタイプにもチャンスのある白熱したレースが期待できる。
昨年のこのレースの覇者で連覇へ向けて万全の仕上げで臨むメルト、道営で重賞2勝の戦歴を誇るイダペガサス、昨年の2着馬で前走の反省を踏まえて戦法を工夫してきそうなブンブンマルなどは虎視眈々と形勢逆転を狙っている。他では昨年の駿蹄賞馬リストン、笠松・くろゆり賞2着のファルコンウィングあたりも連争いに加わって不思議なく、印の回らなかった馬も3着ならばほぼ全ての馬に可能性が。手広く流して高目を待つのも馬券作戦か。
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○(8)ブリーザフレスカ…昨年の正月はC級を走っていたが、一足飛びに出世を果たして重賞3勝を挙げて名古屋最強馬へと変貌を遂げた。前走の東海菊花賞で5着と破れたが、さすがに連戦の疲れもあったか。どちらかというと夏馬の趣もあってこの時季はどうかだが、それでも体調面で大きな落ち込みはなく、高いレベルをキープしている様子。これまで戦ってきた相手から、この組み合わせなら崩れることはないか。
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△(7)ブンブンマル…11月に戦列復帰後は好状態で推移。前回の中央交流戦でも1番人気の支持を集めたが、先行争いに巻き込まれる格好でよもやの4着。ただ、大目標を前に課題が浮き彫りになったのは決して悪いことではあるまい。おそらく、前半はじっくり構えてひと脚を生かす競馬になりそう。疾病により主戦の加藤聡騎手が騎乗できない見通しなのは残念だが、展開が見事にハマれば突き抜けても不思議ない。
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x(9)ファルコンウィング…本番前のひと叩きの趣が強かった前走だが、テンに僚馬に掛かり気味に来られなければもう少しやれたという内容。久々好走の反動はなく、この日程でも併せ馬で入念な調整が施された。当然上積みは見込んでいい。昨夏の全国地方交流の笠松・くろゆり賞で2着があり、すんなり運べば際どく粘闘する。
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