“ストイックな男” A東京のライアン・ロシターが月間MVP初受賞…コート上のリーダーとしても活躍
日本での生活を満喫 サウナに入って“整う”日々
今シーズンはコート内外で充実しているようだ 【提供:アルバルク東京】
子どもの頃から自分に厳しい人間でした。同時に負けず嫌いで「何が何でも勝つ」という気持ちがあって、それはモチベーションにつながっていると思います。例えば自分が悪いプレーをした時も、コーチに怒られたからでなく、まず自分が自分の心に自然と「それでは全くダメだ」と刻みつけています。
――そういうメンタリティは子どもの頃から備わっていたんですね。
兄がいますので、常に「追い付き追い越せ」という気持ちでやっていました。ただ大体は兄に負かされますし、大体は自分がキレたり、ボールを投げつけて終わっていました(笑)。そういった気持ちも、今のモチベーションにつながっているのかなと思います。(注:兄のスティーブ・ロシター氏もNCAAでプレーしたハイレベルなバスケ選手で、デイビッドソン大学ではステフィン・カリーのチームメートだった)
――チームは好調ですが、そのなかでシーズン後半に向けた課題は何かありますか?
先週(12月3日と6日に)連敗してしまいましたが、そこの反省点はディフェンスの甘さが見えたことです。ただしその後の試合は自分たちのディフェンスを取り戻せたかなと思います。12月も非常にタフなスケジュールですし、1月、2月は上位チームとの対戦があります。そこに向けて一つひとつの試合、一つひとつの練習で、しっかりディフェンスを中心に考えて乗りきっていきたいと思います。
――プライベートなことをお聞きします。ロシター選手はニューヨーク出身なので都会には慣れていたと思いますけど、東京の暮らしはどうですか?
東京の生活を非常にエンジョイしています。もちろん渋谷や新宿にはよく行きますし、逆にちょっとリラックスしたいなと思えば温泉など、少し体を休められる場所もあります。便利な街ですから、街中にも、静かな場所にも2〜30分で行けますね。
――A東京の選手に聞くとゴルフへ行ったり、キャンプをしたりしているようですが、ロシター選手は何かお気に入りのオフの過ごし方はありますか?
サウナに入ることです! 本当にシャットダウンして、リラックスする――。それで水風呂に入る。「整う」と言うんですよね? それを自分もやっています。1回リセットして、メンタル的にもしっかりと次の試合に備える、そういったリラックス方法をやっています。
――日本ではサウナが流行していますけど、ロシター選手も日本でサウナの魅力にハマったんですか?
アメリカにいた時は入っていなくて、日本に来てから覚えました。今は日々のルーティーンにサウナがあります。
――今回の月間MVP記念インタビュー、ありがとうございました。最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
アルバルクファンの皆さん、今も応援をしてくれる宇都宮ファンの皆さん、そしてBリーグ全体のファンの皆さん、日頃のサポートには本当に感謝しています。バスケットボールはここ数年で注目されるようになっていますし、日本はバスケに限らずスポーツ選手にとって素晴らしいプレー環境だと感じています。こうやって温かいファンの皆さんの前でプレーできることを幸せに思っていますし、 1シーズンでも長くプレーしたいという気持ちでいっぱいです。引き続き温かいサポートをよろしくお願いいたします。