「自分で自分を追いつめてしまう人」によくある特徴とは?心理士回答

MELOS -メロス-
「問題が起こったのは自分の責任だ」「私が頑張らなければいけない」など、自分で自分を追い詰めてしまうことはありませんか? 実は、このように自身を追い詰めてしまう人には特徴があるのです。

「自分で自分を追いつめてしまう人」の特徴を、選択理論心理士の角田智之さんに聞いてみました。

【melos】

「自分で自分を追い詰める人」は、どんな人であることが多い?

自分で自分を追い詰める人の特徴として、たとえば以下などが挙げられます。

・自己肯定感が低い
・責任感が強い
・優しい など

このような人は、もとから人をあまり責めたりしませんが、問題や悩み事が生じて誰かを責めずにはいられないとき、そこで責めるべき相手を、自分に設定している可能性があります。

誰でも、自分の求めていない状況が発生すると、他責にしがちです。

あの人のせい、会社のせい、社会のせい、自分の運命の悪さのせいと。しかし、責任感が強く、優しい人は、他責にせず、自分の責任と考えることが多いのです。

追い詰めるクセを治したい、どんな方法が有効?

事実(状況)に対する解釈を、肯定的にすることが効果的です。そうすると、自分自身をネガティブな意味で追い詰めることは少なくなるでしょう。

肯定的な解釈例
・~だからこそ今の自分がある
・今の自分は過去の選択の結果であるが、選択なのでこれからは違う選択も自由に選べる、状況改善のためあきらめず、今から自分のできることをしよう
・どんな辛い状況でも、これを乗り越えれば、さらに成長した自分になる

「自分の責任」と考えた後、改善思考と行動へ移せるかが重要である

「自分の責任」と考えることは良いことです。

ただ、自分の責任と考えた後、改善のための思考と行為を模索する方向に行くことを忘れないでください。そうすることで、今よりもっと良い状況を迎えられるはず。

自分に対して否定的な解釈をしてしまった場合、自分を責め続け、どんどん自己肯定感が低くなります。そのため、「私は、ダメな人間だ」という思考になりがちです。否定的な解釈は手放しましょう。
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