さつまいもについてる黒い液は「蜜」じゃない!じゃあナニ?

MELOS -メロス-
秋の味覚である「さつまいも」。甘くてホクホクでおいしくて、スーパーに売っているのを見るとつい買ってしまうお野菜の1つでもあります。

そんなさつまいもの皮に黒い蜜のようなものがついているのを、見たことはありませんか? 今回は黒い液の正体を探っていきます。

【melos】

甘い証拠? さつまいもについてる黒いのは何なのか

さつまいもの皮についている黒いものの正体は、さつまいもに含まれる「ヤラピン」という成分が皮に付着してたものです。

「さつまいもの皮についている黒いものは蜜で、甘い証拠!」と思っている人がいますが、残念ながら皮についているものの多くは蜜ではなくヤラピンです。

ヤラピンってなに?

ヤラピンとは、さつまいもに含まれている栄養成分です。古くから、緩やかに排便を促す緩下剤(かんげざい)として知られています。

さつまいもに便秘解消効果があるのは、食物繊維とヤラピンの相乗効果によるものだと考えられます。

ヤラピンは、空気に触れると黒く変色します。収穫時、端を切り揃える際に、断面から滲み出たヤラピンが、皮の部分に付着することがあります。その結果、さつまいもの表面が黒くなることがあるのです。

さつまいもを切った時にでる白いぶつぶつも、ヤラピンです。

【melos】

空気に触れると黒くなるので、しばらくすると切り口が黒ずみます。
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