【試合結果】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・1部リーグ第18節

チーム・協会

2位以下に変動!明治大学が2位に浮上。だが首位と2位の差は6ポイントに開く

一時は最下位に沈むも2位にまで浮上した明治大学 【©明治大学体育会サッカー部】


 『 JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第18節は、10月21日(土)、10月22日(日)の2日間にわたって開催された。


 首位の筑波大学が2位に勝点4差をつけ、一歩リードした形で迎えた第18節。首位の筑波大は8位の東海大と対戦し、半代将都の2試合連続ゴールなど2-0で快勝。勝点を40に伸ばし首位をキープした。動きがあったのは2位の流通経済大学だ。7位の桐蔭横浜大学と対戦し、川崎フロンターレ内定・山内日向汰のゴールで先制を許す。その後追いついたものの、2失点を喫し2-3で敗戦。筑波大との直接対決に続き、連敗を喫した流経大は4位へと後退した。

 流経大に代わって2位に浮上したのは4位の明治大学だ。前節ハットトリックを達成した太田龍之介(ファジアーノ岡山内定)の連続ゴールなどで法政大を2-1で下し、これで5連勝。3位の東京国際大学と同勝点ながら、得失点差で上回り2位につけた。また東国大は最下位の国士舘大学に逆転勝利し、3位をキープした。

 この結果、上位は筑波大が2位以下との差を6ポイントに広げる形となった。残るは4試合。6ポイントリードの筑波大が、優勝に向けて大きな一歩を踏み出したといっていいだろう。

 中位グループでは5位の日本大学が11位の中央大学相手に1-1でドロー。日大は上位と引き離される結果となった。逆に中大は勝点1を積み上げたことで10位の法政大学と勝点12で並び、自動降格圏脱出が現実的となってきた。法大は総得点で中大を上回り10位をキープしているものの、厳しい状況に追い込まれていることは間違いない。

 一方、上位6チームに与えられるインカレ(全日本大学サッカー選手権大会)の出場権争いも激しくなってきた。前節には首位の筑波大がインカレの出場権を確定させているが、焦点となりそうなのが6位・東洋大学と勝点1差の7位・桐蔭大だ。その東洋大は今節、ルーキー高橋輝の2ゴール1アシストなどで拓殖大学に勝利。7位の桐蔭大も勝利したため順位は変わらないが、勝点差はわずかに1とこちらも接戦となっている。

 今季のリーグ戦も残り4試合。優勝、インカレ出場権、1部残留と、それぞれが激しい争いを繰り広げている。次節、第19節は10月28日(土)に4試合、10月29日(日)に2試合が行われる。

(文・飯嶋玲子)

【©JUFA】

【©JUFA】


■1部リーグ第18節・全結果と得点者

筑波大 2(1-0)0 東海大
得点者)【筑波大】半代、田村

国士大 1(1-2)2 東国大
得点者)【国士大】古川【東国大】尾崎、髙橋

流経大 2(0-1)3 桐蔭大
得点者)【流経大】中島、松永【桐蔭大】山内×2、永井

日大 1(0-1)1 中大
得点者)【日大】栗田【中大】有田

拓大 1(1-1)3 東洋大
得点者)【拓大】岡本【東洋大】高橋×2、小野田

明大 2(1-0)1 法大
得点者) 【明大】真鍋、太田【法大】中村
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

一般財団法人関東大学サッカー連盟は、関東地域における大学サッカーの水準向上と普及、加盟チーム相互の親睦共励、そして広く社会に貢献できる学生を育成することを目的に、1924年に創設されました。主要大会のひとつである『関東大学サッカーリーグ戦』では関東7地域から36大学が参加し、1部~3部のカテゴリーで熱戦を繰り広げています。近年は日本代表にも多くの選手を輩出するなど、通年でレベルの高い試合を展開しています。また主管大会として、大学の日本一を決める『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)などの全国大会も実施しています。

スポーツナビからのお知らせ

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント