ヤクルトの守護神・田口麗斗×ママハードラー・寺田明日香 異競技の現役アスリート対談が実現!

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対談前には田口選手(左)から7月のアジア陸上競技選手権の銀メダルを獲得した寺田選手に花束が贈られた 【スポーツナビ】

 プロ野球・東京ヤクルトスワローズの守護神としてセ・リーグのセーブ王争いを続ける田口麗斗選手と、陸上競技・女子100mハードル元日本記録保持者で東京五輪にも出場した寺田明日香選手による異競技の現役選手対談が行われた。
 今年6月にオープンしたばかりの寺田選手のトレーニングジムを田口選手が訪問する形で実施されたこの企画。今年からYouTubeチャンネルを開設し、自チームの監督や選手らとの対談企画を行っている田口選手に、ヤクルトのマスコット・つば九郎のファンで神宮球場に頻繁に家族で出没するという寺田選手がアプローチし、両者シーズン中という異例の時期に実現した。
 対談は田口選手が自身のSNSで事前に企画を告知し、フォロワーから寄せられた質問に2人が答える形でトークが繰り広げられた。

 本記事では、9月12日にYouTube「スポーツナビ 野球チャンネル」で公開された動画から、対談の様子をダイジェストでお送りする。

質問1)成績が伸び悩む時、どのように乗り越えていますか?

 シーズン中は毎日のように試合が行われるプロ野球に対し、陸上競技の大会出場は多くても月に2~3大会、長いときには1カ月以上も間が空くことも。そんな対照的な2競技で、2人はどうスランプを乗り越えているのか?

寺田 自分のやっていることを見直したり、何が良くなくて悪くなっているのかを研究するようにしています。良くなる過程で悪くなっていることもあるので、その見極めは大事にしています。

田口 僕たちも新しい練習を取り入れて、ダメだったら切り捨てることもある。そこの見切りのつけ方はあるんですか?

寺田 主観的な部分、コーチやトレーナーの客観的な部分、どちらから見ても大丈夫だったらそのまま進みます。片寄らないように主観と客観の行き来をしています。

田口 僕も自分だけの思考でやらないようにしています。僕よりも長くやっている先輩方がたくさんいるので、アドバイスを請うときはありますね。最近は『僕はこうやってきたので、これをやります』っていう若い子たちが増えてきている。もうちょっと聞けばいいのにな、と思うんですけど、陸上界はどうですか?

寺田 やっぱりあります。ハードル界の中で雰囲気を良くして、情報を共有できる雰囲気を作ると『聞いてみようかな』という感じも出てくると思うので、一番年齢が上の私は後輩に聞いてもらえる雰囲気作りをしたり、そういう存在でいられたらいいなと思っています。

田口 聞かれるとやっぱり嬉しいですよね。

寺田 嬉しいです。全部教えちゃうぞ~って!

田口 後輩たち、絶対聞きに来い!(笑)

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