スプリンターズSの前哨戦となるセントウルSを展望する
5歳以下の関西馬が有望
出走間隔は3カ月以上あけたい
前走芝1600m出走馬が好成績
前走G3出走馬は前走着順に注目
急坂の芝1200mで連対率60%以上
【結論】
急坂の芝1200mで3戦3勝のビッグシーザー
その11頭のうち、急坂(阪神・中京・中山)の芝1200mで連対率60%以上を記録しているのは、ジャングロ、ビッグシーザー、ピクシーナイトの3頭。特にビッグシーザーは3戦3勝、ジャングロも2戦2勝と、急坂の芝1200mで無敗を誇る。また、ビッグシーザーは「前走G3で1~3着」「中13週以上」、ピクシーナイトは「前走G2」「中13週以上」、ジャングロも「前走芝1000m」と、ほかにも好走率の高いデータに合致。3頭とも有望な存在となりそうだ。
前走G1出走のアグリ、ドルチェモアの2頭は侮れない実力馬で、ともに「中13週以上」にも該当する。ただし、アグリは芝1200m(うち急坂1回)で3走してすべて4着以下。ドルチェモアは、好成績の前走芝1600mではあるのだが、過去10年で【0.1.0.8】の芝1200m未出走馬である。同様にホウオウアマゾンも芝1200m未出走で、アグリを含めた3頭は芝1200mに対応できるかどうかだろう。最後にもう1頭、スマートクラージュは年齢や出走間隔が割引ながら、前走G3で3着という点から押さえてはおきたい。
文:出川塁(でがわ るい)
1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。
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