【ガンバ大阪】皆の力でつないできたルヴァンカップの戦い。浦和相手にホームで先手を取る。

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【ⓒGAMBA OSAKA】

リーグ戦では巻き返しを見せているガンバだが、札幌戦では今季ワーストタイとなる4失点を喫し、痛い敗戦を喫した。
しかし、指揮官と選手たちはもう次なる戦いに視線を切り替えている。ガンバが挑むのは2年ぶりとなるルヴァンカップのプライムステージの準々決勝浦和戦だ。
「現実的に今年、狙えるタイトルはルヴァンカップしかない。皆が優勝を望んでいるし、まず準々決勝を勝って次につないでいきたい」と2014シーズンの優勝を知る東口はルヴァンカップに賭けるチームの思いを代弁した。

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強いガンバの復権を目指し、徐々に攻撃的なスタイルの構築には手腕を見せ始めているポヤトス監督にとっても、ガンバの指揮官として挑む初めてのホームアンドアウェイ方式の戦い。今季からアウェイゴール方式が撤廃されたこともあって、ホームで行われる第1戦で目指すのは勝利のみである。
「90分で終わるわけじゃないし180分の戦いと位置付けている」と話すポヤトス監督ではあるが「このルールになった以上、第1戦はより勝利が必要」とサポーターの後押しを背に、パナソニックスタジアム吹田で勝ちに行くつもりだ。

ラヴィがイスラエル代表のユーロ予選に招集されたために不在だが、総力戦で戦うのがルヴァンカップの難しさであり、醍醐味だ。
中盤の司令塔、山本は浦和攻略への青写真を描いている。
「浦和は鹿島に似た感じもある。サイドに相手を何回か揺さぶると反対のサイドで数的有利が作れる。それを何度も繰り返すことが鍵になる」(山本)。
外国籍CBコンビが堅守を構築する浦和に対しては粘り強い攻撃が不可欠。アウェイのリーグ戦では1-3で敗れているが、当時とは戦術の浸透度も、攻撃の迫力も異なるガンバだけに、浦和の赤い壁を攻略するのみだ。

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一方で、アウェイゴール方式がなくなったとは言え、不用意な失点が禁物になるのは言うまでもない。教訓になるのが札幌で喫した敗戦だ。
「ミスから自分たちは学ぶ必要がある」とポヤトス監督は札幌戦を振り返ったが、球際の激しさや攻守の切り替えで後れを取ったことが痛恨の4失点につながった。「今ガンバは上位にいないチーム。上に行きたいならその気持ちを持てるかどうか、浦和戦で大事になるのはデュエルで上回ること」(ポヤトス監督)。

浦和はリーグ戦で現在5位。リーグ前の前節は新潟に追いつかれ、3連勝を逃したもののチーム状態は上向きだ。
伊藤が日本代表に招集されて不在だが、ギニア代表のカンテは今回の招集メンバーから外れている。リーグ戦でチーム最多の6得点を決めているカンテは最も警戒すべき存在だが、4得点の興梠や経験豊富な関根らも揃っているだけに、一瞬たりとも気の抜けない90分になるはずだ。
「ルヴァンカップを勝ち上がる久々のチャンス。皆がつないできた大会。試合に出る選手は、それを感じてやらないといけない」(東口)。
ルヴァンカップで3度目の頂点に向けて、絶対に負けられない戦いがいよいよ幕を開ける。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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