オートマチックで距離も出せる!ブリヂストン最新「Bシリーズ」B2HTライン3機種

スポナビGolf

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クラブフィッターの小倉勇人さんに、ブリヂストン最新「Bシリーズ」B2HTラインのウッド類(ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ)をまとめて試打していただき、その特徴やおすすめユーザーについて解説していただきました。

B2HT ドライバーの特徴

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ブリヂストンのBシリーズがB1・B2がそれぞれのシリーズでモデルチェンジしました。B2のサブネームはB2HTという名前に変更されました。

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テクノロジーに関してはB1ST・B2HT共通の「スリップレスミーリング」を採用しています。インパクト時のボールの滑りを抑え、スピンを抑制してボールの直進性を高め強弾道を生むためのテクノロジーです。

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従来から搭載されている「サスペンションコア」は、フェース面裏を直接支えることで、センターはもちろん下部やオフセンターヒットによるエネルギーロスを軽減する技術です。

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さらにカーボンクラウンの中に「フレクションレイヤー」というスリットを設けることで、たわみやすさを増やしねじれを抑制し高弾道化する技術です。ねじれを抑制するのが、今回のB2HTの中の象徴する部分だと思います。

基本はつかまる仕様なのですが、高弾道で真っ直ぐオートマチックに打たせていく設計になっています。

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つかまえる部分に関しては、ドローバイアスデザインのウェイトシステムが搭載されています。ソール後方に2種類(アルミスクリュー:2g・ステンレススクリュー:8g)のウェイトが搭載されていて、この2種類のウェイトは入れ替えることができ、つかまりを調整できるようになっています。

付いている場所も特徴的です。ソール後方に付いていることで、球を上げたい、ミスに強くしたいという思いがあらわれています。

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B2HT フェアウェイウッドの特徴

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B2HT フェアウェイウッドもドライバーに準じた設計になっています。ドローバイアスデザインでヒール寄りのソール後方に8gのタングステウェイトを1つ配置することで、つかまりの良さを追求しています。

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共通点としてはフェースの「スリップレスミーリング」です。B1ST フェアウェイウッドはフェース素材がチタンですが、B2HT フェアウェイウッドの素材はマレージング鋼になっています。どちらかというと高さの方向にエネルギーを使っている印象があります。

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B2HT HY(ユーティリティ)の特徴

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B2HT HY(ユーティリティ)もドライバー・フェアウェイウッドとほぼ同じような仕様で、テクノロジーも同じようになっています。

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「ドローバイアスデザイン」のウェイト、「サスペンションコア」のテクノロジー、「スリップレスミーリング」が搭載されています。非常にオートマチックにつかまり高い球が打ちやすいユーティリティに仕上がっています。

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B2HTラインを試打した印象

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B2HT ドライバーは、オートマチックにつかまって高弾道がやさしく打てるというのが私の感想です。もともとB2シリーズはそういう仕様でしたが、今回のB2HTになってそこに低スピンの性能が少し入ってきたという印象です。

絶妙だなと思う部分は極端にスピンを減らしてないことです。高弾道で低スピンの方が飛ぶのですが、やさしさの演出なのか、オフセンターヒットのバランスを考えてなのか、低スピンだけど適度なスピンが入っているので、非常にキャリーが出しやすい印象があります。最近はボールも低スピンのものが多いので、結構スピンロスしてドロップしている人が少なくありません。安定感ということを考えるとB2HTドライバーはよくできていると思います。

つかまり具合に関して良い点は、B2HTフェアウェイウッドとユーティリティのつながりです。私が打つとちょっとだけ左に飛び出し、ちょっと真っ直ぐか少しドローになります。カチャカチャ(弾道調整機能)を使い分けるともう少し逃がしたり調整ができますが、基本それくらいの方が安定して飛ばせるのです。無理に逃がすとそれがスピンが増える方向に動いてしまったり、上がり過ぎてしまったりするときがあります。安定して飛ばすのであれば、少しつかまる感じの方が飛ぶのです。それくらいオートマチックに打てるのがB2HTシリーズです。

B2HTラインのおすすめユーザー

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絶対左が嫌な人にとっては合わないクラブになるかもしれませんが、アマチュアの方は右方向のミスが多く、右方向のミスはロスが大きく飛ばないです。そういう人がB2HTシリーズを使うと、距離が伸びて右へのミスを減らせます。極端につかまらないのも良いところだと思います。あまりつかまり過ぎると本当に左のミスになりますが、その辺の絶妙な味付けをB2HTシリーズから感じます。

やさしくオートマチックに使いつつ、ある程度距離も出したい、クラブに余計なことをあまりして欲しくない人は結構いるので、その辺のニーズに応えた仕上がりになっていると思います。ぜひ一度試してみてください。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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