◇埼玉西武対北海道日本ハム 第10回戦（27日・沖縄セルラースタジアム那覇）

　埼玉西武の平良海馬投手が、凱旋登板で7回2失点と好投した。

　地元・沖縄県での初先発に臨んだ平良投手。初回から2イニング連続で3塁に走者を背負うも、持ち味である高い奪三振能力を発揮し、ピンチを脱する。

　6回までを被安打1に抑え込んでいたが、1点リードで迎えた7回表、1死1塁から万波中正投手に逆転の14号2ランを被弾。勝ち投手の権利を逃し、7回111球5安打2四球11奪三振2失点での降板となった。

　凱旋登板での勝利とはならなかったものの、7回を投げ切って毎回奪三振、そのうち4イニングで2三振と三振の山を築いた。奪三振数は合計で「83」となり、佐々木朗希投手に次ぐリーグ2位につけている。
　
◇平良投手 コメント
「今日は三振も多く取れましたし、全体的に良かったのですが、7回の万波選手の1球（ホームラン）だけ悔やまれます。」

文・吉村穂乃香