"番手間の距離は15ヤード”クラブセッティングの変化(松山英樹「初めて語る、進化したスイングのすべて」)
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柔らかいシャフトでの練習(7I)
松山選手が7番アイアンの柔らかいシャフトで練習しているのをよく見るんですが、どういう意味があるんですか?
松山プロ:
このクラブで打ち急いだら打てないので、タイミングを取る練習のために使っています。止まったスイングのときでも、ダウンスイングにスッと移行できた時は打てるんですけど、パンって体が開いたりすると打てないです。打ち急ぎ防止の練習ですね。
スタッフ:
前のスイングでも今のスイングでもやっているんですね。
松山プロ:
そうですね。今でも全然止まって打てるはずです。柔らかいクラブを使うことで感じ方が鋭くなるんですよね。
スタッフ:
大学の時から取り入れているということは自分の調子のバロメーター?
松山プロ:
そうですね。変な動きが入っている時はダメです。
スタッフ:
どれくらい打ちますか?
松山プロ:
少ないときだったら3球。多かったら7、8球打ってるかな。
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1番嫌なのはトゥダウン?
松山プロ:
そうですね。ドライバーでもトゥダウンすると、ため息ついてますね。
スタッフ:
柔らかいクラブというのは、タイミングとトゥダウンをしないようにしてるんですね。
松山プロ:
そうですね。そういう練習です。
クラブセッティングの変化
スイングのタイミングが変わったと思うんですけど、練習で気をつけている点はありますか?
松山プロ:
ないですね。タイミングとか大幅に変えましたけど、がんばって練習した感がないんですよね。
スタッフ:
自然となっちゃったって感じですか?
松山プロ:
そうですね。
スタッフ:
7Iで185ヤードくらいですか?
松山プロ:
185ヤードキャリーですね。何もないと185ヤードですね。
スタッフ:
アメリカに来てから何ヤードキャリー変わりましたか?
松山プロ:
アイアンはそんなに変わってないですね。5ヤードも変わっていないですね。
スタッフ:
その当時200ヤードを7Iショットするイメージはありましたか?
松山プロ:
イメージでないですね。振ったらいくけど、あんまり以前と変わった感覚はないですね。距離もロフトが寝てるわけでもないし、シャフトはちょっと長くなったか。
スタッフ:
アメリがツアー参戦当時よりはシャフトが長いんですね。どのぐらい長いんですか?
松山プロ:
1/4インチかな。
スタッフ:
当時は3Iまで入れてたじゃないですか?
松山プロ:
3Iを抜いて56度が入ったんで、4Iを3Iくらいまで立てて、4Iと3Iの間ぐらいにして、5Iをちょっとだけ立ててあげて長さをどこで合わせるかって考えたときに、ちょっとだけ全体的にシャフトを伸ばしました。
スタッフ:
全体的に伸ばしたというけど、PWや56度はどうですか?
松山プロ:
60度は変わってないですけど、56度は60度よりちょっと長いですね。そこから上の番手はちょっとだけ長いですね。60度は長くしたんですけど、元に戻しました。
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見てたらすごく距離が変わったように思うけど松山プロの感覚の中では変わってない感じですか?
松山プロ:
5ヤード変わっているかどうかですね。メモリアルで勝った最終ホールのセカンドが打ち上げをいれて175ヤードだったんですけど、7Iで抑えて打ちましたからね。今でも7Iと8Iを迷うくらいの距離ですね。今でも距離は変わってないですね。7Iで185ヤード、6Iで200ヤードですね。3Iが入っていたときは、10ヤード刻みでやってたのを今は15ヤード刻みのピッチになっていますね。
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15ヤード幅をどう打つ?
15ヤードの幅をどう打っているか聞きたいですね。175ヤードだったらどうしているとか。
松山プロ:
最初は結構、戸惑いましたね。でもウェッジのロフトよりはすぐ慣れましたね。慣れるまで1ヶ月もかかってないですね。ちょっと飛ばしたくない時は、単純に短く持って、ウェッジのフルショットからちょっと落としたくらいですね。110ヤード打つクラブで95ヤード打つ力感で振ります。
スタッフ:
力感で距離のコントロールをするんですね。あとは短く持つ。短く持った分、トップのポジションは?
松山プロ:
ちょっと小さくなります。でも最近短く持つクセがなさすぎて、なんかの試合の時に短く持つの忘れているなと思って、プロになったときの映像見たら結構短く持ってて、映像みたら指1〜2本分くらいですよ。
スタッフ:
その中でグリップの握り方は変わってないでしょ?
松山プロ:
いっぱい変わっています。インターロックは変わらないですけど、フックにしてみたり、いろいろやったんですけど、結局元に戻ります。最近はどんどんウィークになってますね。
動画では、松山英樹プロの実際のアイアンショットを確認できます。ぜひご視聴ください。
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