キャロウェイ『CHROME SOFT/X/LS』シリーズ3タイプを常住充隆が試打

GEW(月刊ゴルフ用品界)

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キャロウェイゴルフは『CHROME SOFT/X/LS』ボール(オープン価格)をラインアップしている。

ボール生産工場と新設備のために巨額な55億円を投資し、ボールシェア拡大のために力を入れてきた同社は、新たにプレシジョンテクノロジーを採用。これには、3D X線技術を導入するなどして、ボール品質管理面の精度を高めるもので、ボール内部のコア位置やサイズや中間層、カバーの厚み等を、より精密に製造。
その結果、意図する設計を、いままで以上に高い次元で実現している。 

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そこでティーチングプロとして1万人以上のゴルファーを上達に導いた実績を持ちながら、整体師の資格を持つ常住充隆プロに『CHROME SOFT/X/LS』3モデルを徹底試打。

その特徴を解説する。
今回は、キャロウェイからラインナップしている『CHROME SOFT/X/LS』3モデルのインプレッションをしていきたいと思います。
まず製品の説明からになりますが、こちらの赤のパッケージが『CHROME SOFT』で、一番打感が柔らかくスピン性能に優れていますね。

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次に黒のパッケージは、赤よりも打感は少し硬めですが、ツアーでも一番使用率の高く飛距離性能も兼ね備えた『CHROME SOFT X』です。

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最後に銀のパッケージの『CHROME SOFT X LS』は、名の通りロースピンで特にドライバーでは威力を発揮するボールとなっているそうです。

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今回初めてキャロウェイのツアーボールシリーズを打つのが初めてなので、とても楽しみです。
これから3タイプのモデルを56度ウェッジ→Pアイアン→ドライバーの順番で比較検証していきたいと思います。
早速打っていきましょう!

〈CHROME SOFT(赤)の試打検証結果〉

まず56度のウェッジで打ってみての感想は、本当にとてつもなくインパクトの打感が柔らかいですね、過去に自分が打ってきたボールの中で過去1番に匹敵するボールです。それとインパクト以降の球離れの瞬間の出玉の高さがとてもコントロールしやすいです。普段フェースを開いて低いボールでスピンをかけていくアプローチを多用するのですが、イメージがしやすい印象です。思い切りフェースを開いて高さで止めたり、ランニングアプローチでスピンを効かせやすいボールです。実際に50ヤード前後を打って見ましたが、他社メーカーさんとのボールと変わりないというか匹敵する非常に良いボールでした。

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Pアイアンで打ってみましたが、やはりウェッジ同様に打感はとても柔らかいです。+αで初速も出ていますし圧倒定にボールの高さが出ています。127ヤードで7920回転とスピン量も良く、球が止められやすい印象です。
最後にドライバーで打ってみての感想ですが、とにかく高弾道で球の高さがとても出やすく非常にいいですね。私はフェードボールを多く打つのですが、先程打ったウェッジとPアイアンのフィーリングで多く出てしまうのかな?と思っていましたがスピン量は3140回転とそこまで出ておらず、まとまった球が出てくれました。

〈CHROME SOFT X(黒)の試打検証結果〉

まず56度のウェッジで打ってみての感想は、インパクト時の『重っ‼』と感じるくらいボールに「芯」がありますね。打感に関しては『CHROME SOFT(赤)』と比べるとしっかりしていますが、初速が同シリーズの中でも早い印象を受けました。だからといってスピン量が落ちるのか?というわけではなくてトータル47.6ヤードのショットでも8790回転というスピン量も出ていました。コントロールもしやすく球の高さもイメージ通りに出てくれますね。

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またPアイアンもウェッジ同様に打感がとてもしっかりしているので、上から叩いた時に球が潰れる感じがとても強く、球が伸びていく印象がありますね。出玉の高さも高いですし、スピン量も8040回転も出ているので球の高さで止めていけると思います。
最後にドライバーで打ってみての感想ですが、インパクト時のボールの硬さ・打感が硬いのがお好きな方はとてもいいボールだと思います。高弾道でかつロースピンで飛ばしやすいですし、球の直進性が強い感じがします。

〈CHROME SOFT X LS(銀)の試打検証結果〉

まず56度のウェッジで打ってみての感想は、『CHROME SOFT X(黒)』よりも打感が柔らかかったためインパクト時の球離れは違和感がなく扱いやすい印象です。トータル47.4ヤードのショットでも8009回転とやや少ないですが、ロースピン系でこの回転数なら申し分ないですね。

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Pアイアンでは6650回転とスピン量というのもあり、高さももちろんのこと飛距離は伸びていました。
最後にドライバーで打ってみての感想ですが、やはり3モデルの中で最もスピンが少なかったです。ドライバーだとハイスピンになってしまうと飛距離に直結しにくいのですが、2230回転ということもありトータル飛距離も伸びている印象があります。ただアマチュアゴルファーにとっては回転数が少なく、ボールがドロップしてしまいキャリーが伸びてこない可能性がありますね。私は『CHROME SOFT X LS』がとっても気に入りました。

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〈『CHROME SOFT/X/LS』の総括〉

今回、クロムソフトシリーズ3タイプをそれぞれのクラブで打って印象ですが、ズバリ『トータル的なバランスがとても良いボール』というのが率直な意見ですね。
コース内でのパフォーマンスでどこを重視するのか?をイメージして頂き、ボール選びをすると良いと思います。最後にコスメの紹介にはなりますが、ボールにプリントされている青と赤の3本線「トリプル・トラック」も搭載しており、パターだけでなくショットでもアライメントを合わせて頂き、より正確にターゲットを狙える一石二鳥のボールになってますね。

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この3タイプは、それぞれ異なるパフォーマンスになりますので使った事がない方はまず、1度使っていただきたいボールですね。是非使ってみてください!
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著者プロフィール

1978年2月創刊のゴルフ産業専門誌「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行。2000年5月から影響力のあるコアゴルファーを対象にネット情報を発信するウエブサイト「GEW」を立ち上げた。各種業界団体と連携、ゴルフ市場活性化への活動も推進中。

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