【ONE】連敗脱出を図る高橋遼伍、ド派手な“解体ショー”再演となるか「相手をぶっ壊すだけ、やるべき格闘技を貫く」

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【ONE Championship】

 10月1日(土)にシンガポール・インドアスタジアムで開催される『ONE FIGHT NIGHT 2: XIONG vs. LEE 3』の総合格闘技フェザー級マッチにて、オ・ホテク(韓国)と対戦する高橋遼伍(KRAZY BEE)。

高橋は2020年11月にユン・チャンミンからKO勝利を飾るも、その後は2連敗。今年3月のアミール・カーン戦では得意のカーフキックとパウンドでフィニッシュ寸前まで追い込むも、終盤に失速し悔しい判定負けを喫した。

連敗脱出を誓う高橋の相手は今回ONE初参戦のホクテ。180cmとフェザー級にしては前回のアミールと同じ長身タイプで、キャリア8勝のうち7度のフィニッシュと侮れない相手だ。現在6連勝中で、高橋がこの勢いに乗るホクテとどのように戦うのか、注目だ。

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ー対戦相手選手の印象は
「映像を見て、研究をしようと思ったのですが、あまり動画が出回ってなくて、あるもので。こういう感じかとチェックはしました。印象は特にありません。寝技で一本を取っているので、それぐらいじゃないでしょうか」

ー攻略のイメージは
「前回のアミールと体型が似ているので、練習はしやすいなと。相手がタックルにきてもそれを切って、ずっとストライキングで、いつも通り戦うと思う。特別な対策とかはしていません」

ー試合に向けた練習メニューは
「基本的に自分は相手の研究や対策はやらない。自分がどれだけ、いつも通りの戦いができるかを常に意識してやっています。特に相手が誰やからとか、特に作戦はないです」

ーでは、練習には何を意識しているのですか
「(自分の)動きで1番に注目がいくのはローキック。しかし、ローキックだけだと、相手が対策をしやすいので、ローキック以外の武器、パンチだったり、左足のキックだったり、そういった違う武器を磨ことを意識しながら練習を取り組んでいます」

ーその自分の武器を磨ために出稽古などはしていますか
「代官山にある、高谷さん(高谷裕之)が代表を務めるEXFIGHTに出稽古に行きます。KRAZY BEEにはコーチがいないので、高谷さんに色々と指導をしてもらいながら、教えてもらっています」

ー高谷氏に直々に指導・アドバイスもらいましたか
「(高谷氏とは)体型的が似ているので、凄いハマります。いつも通りな感じで、自分の穴埋めの作業をしてもらっています。試合自体はあまり、高谷さんはわかっていないかもしれません(笑)第三者の目線があって、助かっています」

ー穴を修正するとは、具体的に何をしているのでしょうか
「ガードを下げるな、顎引く、上体のバランスとか、基本的なことです。技術的なことではなく、格闘技に対する姿勢ですね、それをよく言われます。世界のトップファイターを見ていると、必ずコーチはいる。自分で考えることは大事ですが、第三者の目線も同じく大事。そのあたりは柔軟に意見を取り入れて、やっています」

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ー前回のアミール戦を振り返り
「仕留め損ねました。これまで普段から自分は全くパウンドを練習をして無かったのですが、力の配分とかも分からずに、顔があれば思いっきり殴ってました。結局、しのがれて、自分はものすごくスタミナロスしました。(その教訓を生かし)今はその力の配分だったり、パウンドの打ち方の練習だったりを教えてもらってます」

ーそこで意識している練習とは
「ペース配分を考えるというか、常に全力ではあるが、それでもスタミナ切れないようにフィジカルを上げるなど。フルでパウンド打って、仕留め損なっても、それでも動ける、そういう練習をやりました。結構、しんどい練習です」

ーしんどい練習とは
「サーキットがメインになるんですが、総合格闘技って色々な疲労の仕方がある。グラップリングの疲れもあるし、キックボクシングでパンチを打ち続ける疲れもある。なので、色々な疲れ方をミックスさせて自分の中に落とし込んでいます」

ー現在ランキング5位です。相手は初参戦の連勝フィニッシャー、今回の試合、何をアピールしたい?
「やっぱり、勝っても負けても、ニーズのあるファイターになりたい。面白い試合をしたいし、自分が自分の試合を見返した時に、自分の試合を面白いなと思いたい。作品作りのような感じです、毎試合、毎試合。そして、タイトル戦のタン・リーvsタン・カイは上位の試合は良いと思ったので、なんとか二人をリベンジしたい。なので今回は落とせないです」

ー今回の作品テーマとは?
「毎回毎回そうなのですが、相手をぶっ壊すことだけ考えています。そこに感情はない。作業です。相手を見るとかじゃなく、自分を見る戦いです。(相手の)研究とかもちろん大事なんですが、自分のやりたいことや、やるべき格闘技をどれだけ貫くか、それが大事だと思います」


ー自分がタン・リーとタン・カイと戦うならどうする?
「タン・リーとタン・カイは身長が180近くあって、自分が身長低くて、タン・リー戦うにはすごく追いかけないといけない。UFCのピョートル・ヤンのようなガードを高く上げて、プレッシャーをかけるやり方で、距離を詰めます。

ーファンに向けてメッセージ
「作戦とかなくて、真向勝負で、相手をぶっ壊して、しっかり解体ショーしたいと思います」


自分のやりたい、そして、やるべき格闘技を貫くと真っ直ぐな言葉を残した高橋。果たして、韓国の連勝男を相手にド派手な“解体ショー”を見せるのか。注目だ。
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著者プロフィール

シンガポール発、アジアで絶大な人気を誇る格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」! 世界トップクラスの選手や日本人注目選手の最新情報をお届けいたします。

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