外有利も大外は危険!? アイビスサマーダッシュを分析
【2022/5/8 新潟10R 駿風ステークス 1着 3番 トキメキ】
アイビスSDの人気別成績(過去10年)
■表1 【アイビスSDの人気別成績(過去10年)】
配当面では3連単が10万円以上となったのは昨年の22万円馬券の1回のみ。近4年は3着に8番人気以下の伏兵馬が激走。1番人気馬の連対が多いために大波乱こそないが、ヒモ荒れとなるケースは目立っている。
アイビスSDの馬番別成績(過去10年)
■表2 【アイビスSDの馬番別成績(過去10年)】
アイビスSDの年齢別成績(過去10年)
■表3 【アイビスSDの年齢別成績(過去10年)】
他では4歳馬が19年ライオンボスら3勝、7歳馬が17年ラインミーティアら2勝、3歳馬は昨年のオールアットワンスが優勝。複勝率では3〜5歳馬と6歳以上ではかなり差があることがわかる。
アイビスSDの前走着順別成績(過去10年)
■表4 【アイビスSDの前走着順別成績(過去10年)】
なお、前走10着以下だった馬からは連対馬が出ておらず、複勝率も低い。
韋駄天S組の前走着順別成績(過去10年)
■表5 【韋駄天S組の前走着順別成績(過去10年)】
アイビスSDにおける前走からの斤量増減別成績(過去10年)
■表6 【アイビスSDにおける前走からの斤量増減別成績(過去10年)】
斤量増減なしの馬は4勝で勝率トップ、斤量増の馬は勝率・連対率・複勝率いずれも最も低かった。
<結論>
今年のアイビスSDの注目馬(7/27現在)
■表7 【今年のアイビスSDの注目馬(7/27現在)】
※ジャスパージャック、テイエムトッキュウは除外対象
表7ではこれまでのデータから注目した馬を挙げてみた。
マリアズハートは前走韋駄天Sで勝利、ライオンボスはアイビスSD近3年連続で連対、と上位人気が予想されるが、ともに前走から斤量増がどう出るか。
今回推奨したいトキメキ、マウンテンムスメの2頭は今回斤量減。トキメキは前走3勝クラスの直線競馬、駿風Sを勝利。昨年のアイビスSDでも11番人気ながら4着に入っている。近走はレースぶりが安定しており、昨年以上の結果が期待できる。
マウンテンムスメは前走函館芝1200mの3勝クラス・UHB杯を逃げ切り勝ち。昨秋には1勝クラスを勝ったばかりでオープンのルミエールオータムダッシュに挑んで僅差の4着と健闘。当時よりも力を付けており、好スタートさえ決めれば、押し切ってもおかしくない。
他では2走前に韋駄天Sで2着と好走したロードベイリーフが穴候補。現在除外対象ながらジャスパージャック、テイエムトッキュウの2頭も前走から斤量減で、出走がかなえば上位争いしておかしくない。
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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