<全英オープン>桂川と松山が決勝へ。金谷、星野らは予選落ち

チーム・協会

【晴天】

「150回全英オープン」7月14日ー17日
セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)/ 7313yard・par72 ▼15日・2日目

第150回の全英オープンは15日、2日目の第2ラウンドを終えて日本勢は桂川有人と、松山英樹が決勝ラウンドに進んだ。
松山はイーブンパーと伸び悩み、通算1アンダーは55位タイでの予選通過となった。

スタートの1番でピンそばのバーディ先行。
3番では長いパットも決まったが、その後は惜しい場面が続いて停滞。

「波に乗っていけるかな、と思ったんですが、ショットも、ショートゲームも、パットも上手くいかない中で、最後のほうもマネジメントでミスが多かったり、もったいない1日だった」と後半の13、16、17番のボギーを悔やんだ。

カットラインのイーブンパーまで落ちたが、第1打をグリーンのそばまで運び、複雑な傾斜のイーグルパットを2打で収めてバーディ締め。

通算1アンダーで辛くも決勝進出に、「まずバーディチャンスを作らないとパッティングにも集中できない。明日、しっかりいいスコアで回って、あさってと2日間でいいフィニッシュができるように頑張りたい」と、週末の上昇を期した。

金谷拓実は、3度目の「全英オープン」もまた、あと1打届かず予選で敗退。

通算1オーバーで迎えた18番では「最後、バーディ獲れば通るだろうとわかっていて、その中で獲れなくて悔しいです」と、無念をにじませ、「もうちょっといいプレーできないとダメだと思うし、また次に向けて頑張ります」と、言葉を絞った。

そのほか、現地待機で開幕初日に滑り込み出場を果たした星野陸也は、通算4オーバーで決勝進出に届かず、「チャンスを生かし切れなかったのは悔しいですし、反省しなければいけない」。

【予選落ちでも収穫はいっぱい】

出番が回ってくると、確証もないままきゅうきょ決断した渡英だった。
「飛行機は1席、2席しか空いていない。荷物はまだ届かず、靴と帽子は現地で買いました」と、予測のつかない連続で出場にこぎつけた。

背中痛で欠場したローズの代わりで、開始5分前に飛び込んだのはモリナリ&フリートウッド組。
「この組み合わせでたくさん学ぶことがあったし、聖地のプレーで緊張感を味わえたことは大きかった」。
子ども時代から憧れたセントアンドリュースでの実戦。
実際に来てみなければ経験することもなかった。
負けても、プライスレスな収穫を喜んだ。

<主な選手の2日目結果>

1位(13アンダー) キャメロン・スミス
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
18位T(5アンダー)  桂川有人
25位T(4アンダー)  ブラッド・ケネディ
55位T(1アンダー)  松山英樹、アンソニー・クウェイル
66位T(イーブンパー)ジャスティン・デロスサントス
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(CUT)
84位T(1オーバー)  金谷拓実、スコット・ビンセント
98位T(2オーバー)  マシュー・グリフィン、チャン・キム
107位T(3オーバー)  ショーン・ノリス、@中島啓太
117位T(4オーバー)  星野陸也
125位T(5オーバー)  比嘉一貴
146位T(8オーバー)  今平周吾
148位T(9オーバー)  タイガー・ウッズ
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