【渋野日向子プロ/Getty Images　Regina】

猿腕ということもあり、特徴のあるアドレスです。猿腕により両ひじを張った状態になり、わきも締まっているので胸郭と上腕に一体感があります。ただし猿腕ではない人がこのカタチを無理にまねしようとすると、肩に力が入りやすいので注意しましょう。 【Regina】

アドレスで絞った胸郭と上腕をキープしたまま始動しています。かなり絞っているのか、全く右ひじが曲がっていません。 【Regina】

うでを単独で使わず、左うでを張った状態のまま、胴を回転させています。左ひじが曲がってしまう人は、少しまねしてみると、気づきがあるかもしれません。 【Regina】

レイドオフ、つまりクラブがカラダの後ろにあるトップです。右ひじがカラダに近くなるこのトップは、クラブのコントロールがしやすくなります。 【Regina】

左の手首が掌屈(猫のような手首を丸めるような動き)があります。これはフェースを閉じることにつながるので、インパクトでフェースが開きやすい人は、この掌屈をまねしてみてもいいでしょう。 【Regina】

フラットなトップから、ボディターンを強めに使ってクラブを下ろしています。これは海外の男子プロのような動きで、カラダが相当強くないとできませんね。 【Regina】

インパクト直前でも左手首を張っているので、ロフトが立った状態になっています。ロフトは、立った方がスピン量が減りランは出ますが(今のクラブでいうと「ロースピン」と言われているもの)、普通に考えれば球は上がらないはずなのですが……。 【Regina】

ハンドファーストインパクトでありなから、右うでをしっかり振ってボールを叩いています。このままだとボールは高く上がらないはずなのですが……。 【Regina】

キャップのつばが下を向いたまま、ビハインドザボール、正面から見ると背骨が右に傾いたままの状態で振り抜いています。これによりボールを上げている。 つまり、フェースを立たせて、カラダを寝かせてボールを上げているということ。これはフィジカルの強さありきですが、効率がよく、今のクラブを最大限に活用しているスイングといえますね。 【Regina】

インパクトで叩いた右腕を大きく使った、ダイナミックなフォローが印象的です。 【Regina】

この時点までカラダの前傾をキープしているのも、安定したインパクトにつながっています。 【Regina】

最大限の弧を描いたヘッドを、カラダに巻き付つけてフィニッシュ! 【Regina】

伊藤祐子プロ 【Regina】