【Monday パ】奪三振特集! 信頼を集めるパのリリーバーたち 〜May. 3rd week〜

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「Monday パ」では、一軍公式戦が行われないことの多い月曜日でも、皆さまにパ・リーグを楽しんでもらえるよう、パ・リーグの旬な情報を配信しています。毎月第○月曜日の数字にちなんでピックアップした情報をお届けします。各週毎のテーマは以下の通り。

第1月曜日・・・「初」記録特集
第2月曜日・・・「二」軍のネクストブレイク選手を特集
第3月曜日・・・気分爽快! 奪「三」振特集
第4月曜日・・・豪快な一撃! ホームラン特集
第5月曜日・・・ 5、8、10月限定の番外編! 内容はお楽しみに

 5月第3月曜日の今日は、奪三振を特集。データと動画で、爽快な奪三振シーンをご覧あれ!

中継ぎ・抑えの「ドクターK」は?

 前半ではセットアッパー、クローザーに注目して奪三振ランキングを見ていく。リリーフ陣は登板試合数に個人差が出るため、ここでは統計的に成績を分析する「セイバーメトリクス」の「K/9」を用いてまとめる。なお対象は、今季ここまで15試合以上中継ぎ登板している投手。

「K/9」とは・・・投手の奪三振数を9イニング平均で表す指標で、奪三振率とも言われる。平均値は“7.60”前後。

【パ「K/9」ランキング】(登板15試合以上の投手)
1位 松井裕樹投手 16.2回 28奪三振 K/9 “15.12”
今季投球成績 17試合 1勝1敗11S 8安打5四球2失点、防御率1.08
2位 モイネロ投手 15.2回 25奪三振 K/9 “14.36”
3位 平良海馬投手 19.2回 31奪三振K/9 “14.19”

 東北楽天の松井裕樹投手は、開幕から守護神として安定した投球を披露し、現在首位のチームを支えている。11セーブは、オリックスの平野佳寿投手と並んでリーグトップだ。松井裕投手は「K/9」でもパの投手陣の中で高い数字を残しており、これは自己最多の38セーブを挙げた19年(13.82)よりも好成績。3年ぶりの最多セーブへ向け、順調なスタートと言えるだろう。

 また、「K/9」ランキングの2位、3位には、それぞれ上位を走る福岡ソフトバンク・モイネロ投手と、埼玉西武・平良海馬投手がランクイン。モイネロ投手は今季失点した試合はわずか「3」試合のみ。抑えやセットアッパーなど、配置転換にも柔軟に対応し4ホールド5セーブをマークしている。

 そして、平良投手はここまで防御率「0.00」(1失点、自責0)。埼玉西武はチーム防御率が現在リーグトップで、そのブルペン陣を支えている。平良投手はここまで、12ホールド1セーブを記録。この成績を見ると、安定したリリーバーが上位を走るチームには不可欠ということが再認識できる。

佐々木朗希が圧巻の活躍! リーグトップの78奪三振

【パ奪三振ランキング】
1位 佐々木朗希投手 49回 78奪三振
今季投球成績 7試合 49回25安打9四死球、防御率1.47
2位 千賀滉大投手 58回 62奪三振
3位 山本由伸投手 50.1回55奪三振

 先発投手では、依然として佐々木朗希投手がリーグダントツトップの78奪三振を記録している。佐々木朗投手は、5月13日のオリックス戦で7回7奪三振1失点の好投を見せ勝ち星を挙げ、自身負け無しの4連勝。田中将大投手らと並ぶ、リーグトップタイの4勝をマークしている。

 また、千賀滉大投手はここまで防御率リーグ2位の1.24と安定感が抜群。前回登板では負け投手となったものの、今季初の2桁14奪三振をマークするなど、高い奪三振能力を見せている。なお千賀投手は同試合で通算1000投球回に到達。今後も活躍に期待したい。

今週のパ・リーグ見どころ

 先週は、ここまで好調をキープしていた東北楽天と福岡ソフトバンクが失速。首位の東北楽天は、引き分けを挟んでの連勝を「11」でストップすると、そこから4連敗。2カード連続の負け越しを喫した。また、福岡ソフトバンクも北海道日本ハムに対し同一カード3連敗。上位と下位のゲーム差が縮まった2カードとなった。

 北海道日本ハムは今季初の4連勝を継続中。5月に入って7連敗を喫したオリックスも前カードでは勝ち越しと、再び調子を上げていけるか。また、千葉ロッテは佐々木朗希投手の登板にも注目だ。今週もパ・リーグを要チェック!

文・小野寺穂高
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