世界最大級の格闘技団体・ONEチャンピオンシップ株式会社（以下、ONE）が、2022年3月26日（土）に開催する10周年記念大会「ONE X」。

その中で日本の格闘技ファンから大きな注目を集めているのが青木真也対秋山成勲の一戦だろう。両者ともに総合格闘技界を引っ張ってきたレジェンドだが、同時に悪名もレジェンド級であることはよく知られている。

2006年の大晦日、「Dynamite!!」で桜庭和志と対戦した秋山は全身にボディクリームを塗りたくる「ヌルヌル事件」を起こし、格闘技界のみならず、日本全国から憎まれる大ヒールに。

一方の青木も2009年の大晦日、「Dynamite!!」で対戦した廣田瑞人の腕をハンマーロックでへし折り、倒れる廣田に中指を突き立て、挙句の果てには舌を出してリング上を走り回るという放送事故レベルの悪行を働いている。

狂気の対決を控えた両者が3月24日、お笑い芸人の千原ジュニアのYouTubeチャンネルに登場。それぞれが千原ジュニアと対談した。

https://youtu.be/B0bG-ZSLU-Q

まず登場したのは青木。ジュニアの「やっぱり狂ってるんでしょ？」というド直球の質問に対して、「全然狂ってないでしょ」とすまし顔。自身の高校時代や型にハマらない理由など、軽妙なトークを繰り広げた。

「精神的に苦しい時は？」とのジュニアの質問には「ずっとじゃないですか？」と意外な回答。好戦的なイメージの青木だが、「（入場の）ゲートが開くまではずーっと試合をやりたくないと思っている」と繊細な一面を見せた。

また、動画では青木がお笑い芸人のハリウッドザコシショウが従兄弟であることが発覚。「うちの親戚の中では面白いって言う人はいない」と辛口コメントを浴びせた。

続いて登場した秋山は過酷な減量生活や46歳の年齢から来る厳しさを吐露。それでも「戦って金稼ぎたいですよね」とプロ格闘家としての矜持を口にした。

また「グラップリングに関しては天才的。観ていても普通にファンになってしまう」と青木を評価。試合展開については「今回の勝負は一か八かの博打になる」と語った。

試合中とは違って意外にも落ち着いたトーンだった2人だが、言葉の節々や表情にはやはり「狂気」が見え隠れする。因縁の大一番を前にどんなトークを展開したのか。千原ジュニアのYouTubeチャンネルで全編をぜひチェックしていただきたい。


ONE Xは3月26日（土）14時から「ABEMA」の格闘チャンネルおよびABEMA SPECIALチャンネルにて生中継。21時からのメインカードは「ABEMA PPV ONLINE LIVE (アベマ・ペイパービュー・オンライン・ライブ)」にて、ONEの大会として初となるPPV形式で生中継される。