B MY HERO!特派員がいく

バスケ界の未来はアンダー世代の躍進が不可欠 千葉ジェッツが取り組むアカデミー事業とは

田中大貴(B MY HERO!特派員)

トップカテゴリーの未来はアンダー世代の躍進なくして語れない

バスケ界だけでなくプロ野球やJリーグでもアカデミー事業が構築されてきている(写真は千葉ジェッツU15男子クラブ) 【(c)千葉ジェッツアカデミー】

 今回取材した千葉ジェッツU15女子クラブは小学校高学年から中学生世代での取り組み。

 千葉ジェッツのフレンドリータウンである千葉市幕張にて女子U15クラブが開校して間もなく1年を迎える。

 千葉ジェッツ史上初のU15女子クラブではバスケットボールの実技だけではなく民間企業やスポーツクリニックの力を借りながらコート外での学びも大切にしていた。

 今回のセミナーの主催者は千葉ジェッツではなく、介護サービス大手の株式会社ユニマット リタイアメント・コミュニティ(以下、ユニマットRC)だった。同社の経営資源を活用し、千葉ジェッツの課題解決と地域交流を促進するために去年からオフィシャルサプライヤーを務めているため、このようなセミナーが開催されていたのだ。

 スポーツ医学、コーチングの観点からジュニアアスリートを代表選手に育ててきたベースボール&スポーツクリニックと、アカデミー生に管理栄養士監修の栄養支援を実施しているユニマットRCが連携。スポーツ医学の観点、コーチングの観点、食という観点からバスケットボールのスキル向上やフィジカル的サイズアップ、スポーツを通じてサイエンスなども学べる<STREAM教育>につながるセミナーが行われているという。プレーする子供たちだけでなく、その子供たちを支える保護者の皆さんが大きな興味を持つ内容に充実してきていた。

 トップカテゴリーの未来はアンダー世代の躍進なくして語れない時代になった今。

 バスケ界だけではなく、野球界、サッカー界をはじめとしたアカデミー事業構築は各チームにおいて大きなウエイトを占めている。その中で10代の未来あるジュニアアスリートたちにどんな希望と気付きを与えられるか……今回のような取り組みがさらに深みを増していけば、千葉ジェッツのU15女子クラブの選手らがいずれオリンピックやワールドカップの舞台で頂点に立つ日は遠くない……そう感じた今回の取材だった。

構成:バスケットボールキング編集部/執筆:田中大貴

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著者プロフィール

兵庫県出身。1980年生まれ。 兵庫県立小野高校卒、慶應義塾大学環境情報学部卒。 大学時代は体育会野球部に所属し、東京六大学でプレーする。2003年にフジテレビに入社し、アナウンサーとして勤務。 「EZ!TV」「とくダネ」「すぽると」「HERO’S」、スポーツ中継等を担当。 バンクーバー五輪、リオデジャネイロ五輪現地キャスター。 2018年に独立し、スポーツアンカー、フリーアナウンサーとして活動中。 番組MC、スポーツ実況、執筆連載などメディア出演の他にスポーツチーム・団体・企業とのビジネスコーディネーション、メディア制作、CSR活動イベントの企画・運営も積極的に取り組む。

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