日本4位でフィギュア団体初メダルに期待 チェンと宇野の自己新を無良崇人が解説
初五輪の小松原美里/小松原尊組のアイスダンスは7位と健闘
初の五輪という大舞台で自信を持って演技できた小松原美里/小松原尊組 【Photo by Justin Setterfield/Getty Images】
10組中で7位につけたことは素晴らしいと思います。全体的に良くまとめていて、全日本選手権よりも良かったという印象です。表情も、全日本選手権はさすがに緊張で硬かったですが、今日はリラックスして自信を持っている感じがありました。
彼女がまだ女子シングルだった時代から見てきて、アイスダンスに転向し、苦労してここまで来た日々を見てきました。長年、日本のアイスダンスを引っ張ってきて、「やっと五輪という夢が叶ったんだな、良かったな」という思いで見ていました。
初日は、米国が好調でしたね。男子SPの1位に加え、アイスダンスは首位、ペアも3位につけました。総合28ポイントと好調さを見せつけています。ただ、日本にとっては、2日目の女子SPで追い上げて決勝へ進めはずですし、ソチ、平昌五輪よりもメダルを狙える位置にいます。やはり三浦/木原組がここまで成長し、4位の位置にいることが大きいでしょう。SPの滑りからしても、FSではロシア、中国のトップ2に食らいつける印象でした。
はい。3種目の選手ともとても良いスタートを切った1日目でした。宇野選手は多くのイレギュラーな条件のなかで、しっかり練習通りという気持ちに加えて、意地もあり、2位に食い込んでいます。カップル競技は、「自信を持って自分らしい演技をやるんだ」という意志の強さを見せてもらえました。団体戦2日目、3日目に向けて、チームジャパンのさらなる活躍が楽しみです。
無良崇人(むらたかひと)
【写真:本人提供】