【クラブフィッターが解説】男子プロ使用のクラブは、アマチュアゴルファーも使えるのか?
【USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】
結論から先にお伝えしますと……使えます!正確には「ヘッドは」ですが。本人が使用しているクラブそのものを打てといわれると、それは難しいです。トレーニングを積んで、果てしない練習量をこなしているプロが最大のパフォーマンスを発揮できるように組まれたクラブですから。
クラブのスペックを左右する要素は、主にふたつ。ヘッドの性能とシャフトの性能です。後は、どのくらいの長さで組むかによって変わってきます。
最近のツアープロは、操作性よりも直進性やミスへの強さを重視する傾向にあるため、それほど難しいヘッドは使っていません。ツアープロが使用するヘッドは多少のチューニングが施されているケースもありますが、基本は市販品とおなじもの。ミスに強いヘッドに、自分のパワーに見合ったタイミングの取りやすいシャフトを組み合わせて最大限のパフォーマンスを発揮しているのです。
松山英樹プロ:スリクソン「ZX7 ドライバー」
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B・デシャンボー プロ:コブラ「RADSPEED ドライバー」
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C・キム プロ:PING「G425 MAX ドライバー」
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プロ使用モデルと聞くと、とてもじゃないと打てない!なんて先入観も入りますし、わりとハードなスペックのシャフトが装着されていることが多いので、力んでしまいがちです。ですがシャフトのスペックさえ合わせれば、よほどの初心者の方でない限り打つことはできるはずです。
プロ使用モデルを使いこなすための注意点
まずはロフトです。ツアープロは、ヘッドスピードが速いため、ロフトの立ったスペックを使っています。余計なスピン量を抑え、適正な打ち出し角を得るためです。同じ仕様を打ちこなしたいという欲求はあると思いますが、そこは実をとり、グッとこらえて自身のスイングに合ったロフト角を選んでください。
次にシャフトです。最近は、メーカーの初期設定にも豊富にシャフトのラインナップが用意されています。限定モデルとかになってしまうと難しいかもしれませんが、カスタムシャフトの設定があるなら、ハード過ぎるスペックを選ばないようにしましょう。
よほどの限定モデルではない限り、大きなショップに行けば試打はできるはず。使いこなしたいのであれば、ロフト角とシャフトのしっかり選定しましょう。
【スポナビGolf】
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