プレミアリーグ2020/21シーズン前半の最終戦となった第20節。リーグ戦10連勝がかかっている試合でもあり、最高の形で年越しを迎えるためにも絶対に勝ちたい一戦となった。

　立ち上がり、ホームのブレントフォードがシティのゴールに襲いかかる。13分にブレントフォードのウィサが左サイドペナルティエリアを抜け出しクロスを入れると、これがルベン・ディアスの頭に当たりあわやオウンゴールとなりかけるが、これをエデルソンが驚異的な反射神経でブロックし難を逃れた。

　続け様にブレンドフォードはゴールに迫る。直後に得たCKからブレントフォードがチャンスを作るが、ゴールライン際でアケとカンセロが何とか掻き出してここも無失点に抑える。

　ブレントフォード優勢かに思われた直後、フォーデンが16分にケビン・デ・ブルイネの見事なクロスを巧みなワンタッチボレーで決め、幸先よく先制に成功する。フォーデンはこれで今シーズン5点目。デ・ブライネは今季これが初アシストとなった。

　試合はその後しばらく、シティが十八番であるボールポゼッションで試合の主導権を握るものの、お互いにビッグチャンスを生み出せないままの膠着状態が続く。途中デ・ブライネのシュートがポストを叩く惜しいシーンはあったが、それでもなかなか追加点を取ることができなかった。

　88分にデ・ブライネのフリーキックのクロスにラポルトがヘディングで完璧に合わせて2点目を奪ったかのように見えたが、VARでビルドアップの際に僅かにオフサイドであることが確認され、ノーゴールの判定となった。

　それでもシティがこのまま危なげなく勝利し、リーグ戦10連勝を飾った。チェルシーがブライトンに1-1で引き分け、リヴァプールがレスター・シティに敗れたため、勝ち点差は8に。シティが優勝争いで一歩優位に出たことは間違いない。

ゴール
1-0 シティ：フォーデン（16分）