【ランニングシューズレビュー】BROOKS「GHOST 14(ゴースト 14)」
【写真提供:トレイルランナーJP】
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洗練されたクッションとカーボンニュートラルで進化した定番ロードトレーナー
それでは、シューズを見ていきましょう。アッパーは2レイヤーの エンジニアードメッシュ。補強には3D フィット プリントフィットプリントを採用。前作の「Ghost 13」よりも柔軟性と軽量性が高まっています。幅はゆったりしているので、きつく感じる方はほとんどいないと思います。ヒールカウンターはしっかりしたものが内蔵されています。シューレースは前作の丸紐から、平紐に変更され伸縮性が少なくなり、しっかりと締め込むことができます。
(左)通気性の良いエンジニアードメッシュのゆったりとしたトウボックス。(右)ミッドフットからヒールにかけては3Dフィッチプリントを採用。 【写真提供:トレイルランナーJP】
アウトソールはほぼ全面にしっかりと貼られていますが、屈曲性を向上させるグルーブが随所に見られます。また、トレイルシューズほどではありませんが、ラフロードにも対応できそうなラグ形状となっています。
(左上)厚みがあり、横幅が広いタン。(左下)アッパーの内側はシンプル。奥に見えるのがリサイクル素材でつくられたトウの補強。(右)トウのフレックスはしなやかで、ミッドフットからヒールはがっちりしている。 【写真提供:トレイルランナーJP】
走りは思っていたよりも軽快で、反応も良くきびきびとした走行感覚でした。DNAロフトのクッション性はソフトではありますが、ふわふわするほどではなく適度なレスポンスがあります。ヒールはロッカー形状になっていませんが、アウトソールをうまくセパレートし、フレックスグルーブを効果的に配置することにより、フレキシブルなクッション性を提供する音で体重移動をスムーズにしているという印象でした。このおかげで、12mmという高めのドロップでもヒールが邪魔をするような感覚は全くありませんでした。
(左)履き口には厚いパッドを配置。(右)ライトなトレイルにも対応できるラグパガーン。フレックスグルーブを随所に配置。 【写真提供:トレイルランナーJP】
「Ghost 14」はフィットやクッション、反発性のバランスが取れていてストレスを感じる部分がないので、フルマラソン完走レベルの方のレース用から、走力のあるランナーのリカバリーやジョグ用、あるいはウルトラディスタンス用まで、あらゆるレベルで使い所があるシューズです。今どきのクラシックランニングシューズの完成度の高さを認識できることでしょう。
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(ゴースト 14)
・価格:¥14,300(税込)
・サイズ:WOMENS 22.0-26.0cm / MENS 25.0-30.0cm
・カラー:WOMENS 7色 / MENS 7色
・ドロップ:12mm
・重さ:255g(24cm)/ 281g(27cm)
・ミッドソール素材:DNA LOFT
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