芝目を読んでショートパットの達人になろう!

Gridge(グリッジ)

【(c)GAHAG】

みなさん、グリーンでラインをちゃんと読めていますか?
「あれ? 逆に曲がったぞ?」とか、「そんなに曲がるの?!」なんてノーカンパットを少しでも減らすために、今回は芝目の読み方についてご紹介します。

グリーンの芝は主に2種類

日本のゴルフ場では、90%以上のグリーンでベントグラスが使用されています。
最近の高速グリーン化にはベントグラスが必要不可欠ですので、その割合も自ずと増えています。
ベントグラスの葉は繊細で柔らかく、密度の高い美しい芝生を形成します。
極度の低刈りや頻繁な刈り込みに耐えるため、ゴルフ場にはうってつけの品種です。
また、ほとんどの場合短く刈り込まれるので、芝目の影響は出にくいと言われています。
しかし、ボールの勢いがなくなってきたカップ周りや、山岳コースではベントグラスでも芝目を気にする必要が出てきます。
ベントグラスに次いでグリーンで使用されているのは、姫高麗芝です。
しかし、その割合はゴルフ場全体の約5%程度と言われており、なかなかプレーする機会はないかもしれません。
姫高麗芝はベントグラスグラスと比較し、葉がしっかりしているので芝目の影響を受けやすく、またグリーンも遅くなります。
逆目で上りの場合はすぐにボールが止まってしまったり、カップ際で大きく曲がったりと、慣れていないと苦戦するかもしれませんね。

芝目のチェック方法

ベントグラスは、高麗芝のようにパッと見ただけでは芝目がわかりにくい場合があります。
それくらいに刈り込まれていれば、気にする必要はないと思うかもしれませんが、曲がるとしたらどっちに曲がるかを知っているだけで、ショートパットの成功率が全然変わってきます。
芝目を読むための情報は意外とたくさんありますので、いくつか覚えておいてください。
1.グリーンに上がる前に予想できること
水の流れや風の流れに沿って芝目ができます。
山岳コースの場合、水や風の流れがわかりやすく、またその影響も出やすいのでまずは地形を確認しましょう(水は低い方向に流れます!)。
余裕があれば、Google Earthを使って、コースレイアウト全体を俯瞰し、どのような山がありどっち方向にコースがあるのか、周りにはどんな川があるのかを調べておきましょう。
2.グリーンに上がる時にチェックできること
グリーンエッジやカラーは芝が長いため、その方向も目視で確認しやすくなります。
排水溝の位置などを確認し、どの方向に水が流れやすいかチェックしましょう(排水溝が最も低い場所にあることがほとんどです)。
また、人が歩く方向にも芝目ができやすいので、次のホールへのルートを確認することも有効です。
3.グリーン上でチェックできること
芝目の影響は、ボールの勢いがなくなってきた場合に強く出ます。
キレそうでキレなかったり、思った以上に曲がったり、「カップに嫌われた!」なんて言わなくていいように、まずはカップ周りの目をチェックしましょう。
カップを上から見ると、カップの縁にかかっている芝の葉先を確認できます。
また、カップ切りの際に、左右で仕上がりに差が出る場合があります。その時は、ややボロボロになっている方向からきれいに切れているほうに順目になっています。

ショートパット達人への一歩

2メートル程度の入れごろ外しごろの距離が残った場合、どれくらい自信を持って順回転のボールで打ち出せるかがポイントになります。
平坦もしくは上りのショートパットでは、大きな傾斜がない場合、基本的にカップは外さずに打ちます。
しかし下りで強く打てない場合は、傾斜と芝目を考慮しカップを外して打ち出すことも必要になります。
切れるとしたらどっちに切れるか、最後のひと転がりは芝目の影響を考慮して打ち出し方向を決めましょう!
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『ゴルフの楽しさをすべての人に』をコンセプトにしたゴルフ情報サイト。 ビギナーゴルファーにも読みやすいマナーやルールの記事や女性ゴルファーに向けたレッスン記事など幅広い情報を発信中。

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